目次
Chapter 1 旅行業界の最新状況
- 1 世界の国際観光の動向と観光の重要性
- 2 ポストコロナにおける日本の旅行市場
- 3 日本経済の成長エンジンになるインバウンド
- 4 回復途上にあるアウトバウンドの動向
- 5 ビジネスモデルを変革するOTAとダイナミックパッケージ
- 6 市場を牽引するインフルエンサーとデジタルマーケティング
- 7 新風を巻き起こすトラベルテックの動向
- 8 コロナ禍で普及したバーチャルツアーのゆくえ
- 9 行先より目的が重視されるテーマ旅行が人気
- 10 旅行業界の新たな柱として期待されるMICE事業
- 11 ディズニー参入で脚光を浴びるクルーズ旅行の期待と課題
- 12 交流人口の創出と地域振興ビジネス
- 13 増加する地域限定旅行業者と着地型観光の動き
- 14 コロナを契機とした大手旅行会社の多角化の動き
- コラム1:「観光は平和へのパスポート」と旅行業の役割
Chapter 2 旅行業界の基礎知識
- 1 旅の三要素:「アゴ」「アシ」「マクラ」と旅行業者
- 2 旅行会社の業態による分類
- 3 旅行商品の造成から卸売までを行うホールセラー
- 4 旅行商品の販売を担うリテーラー
- 5 旅行業界の市場規模とその特徴
- 6 旅行会社の扱う旅行商品:企画旅行と手配旅行
- 7 旅行会社が旅行計画を作成・実施する「企画旅行」
- 8 旅行会社が旅行者の代理で手配する「手配旅行」
- 9 日本の旅行業の歴史
- 10 国内・海外・訪日旅行者数の推移から見る旅行のトレンド
- 11 コロナショックによる旅行業界への影響
- コラム2:「旅行」と「観光」の違いとは?
Chapter 3 旅行業界に関わる法律と政策
- 1 旅行業者の活動を定める旅行業法
- 2 旅行業の登録制度と種類
- 3 旅行業の登録手続きと要件
- 4 標準旅行業約款による旅行契約
- 5 企画旅行における旅程保証と特別補償規定
- 6 日本における観光振興を掲げた観光立国推進基本法
- 7 観光立国推進基本法に基づく観光立国推進基本計画
- 8 地域振興を推進する観光圏整備法と観光地域づくり法人(DMO)
- 9 多様化する宿泊業を規定する旅館業法と民泊法
- 10 時代の変化に合わせた規制緩和策(ガイド規制,送迎規制)
- コラム3:広がる宿泊税と求められる経済効果の可視化
Chapter 4 旅行業界のビジネスモデルと商品
- 1 手数料が旅行会社の主な収入源
- 2 「旅行」という形のない商品の特性
- 3 旅行商品の企画の流れ
- 4 意外に知られていない旅行商品の流通
- 5 個人旅行と団体旅行
- 6 レジャー目的とビジネス目的の旅行
- 7 自治体・事業者を支える旅行会社の業務
- 8 旅行業が学校で活躍する教育旅行(修学旅行)
- 9 旅行会社が扱う旅行以外の商品
- 10 旅行商品を代理して販売する旅行業者代理業
- 11 専門特化型の旅行会社
- 12 オンラインでの業務に特化したOTA
- 13 地域の観光資源の活用を促進する地域限定旅行業者
- コラム4:ダイナミックパッケージとは
Chapter 5 旅行業界の仕事と働き方
- 1 インバウンド業務とアウトバウンド業務
- 2 ツアーを企画し商品化する:ツアープランナー
- 3 サプライヤーと契約し各種条件を決定する:仕入
- 4 旅行会社のデジタル化を支える仕事:ICT担当
- 5 旅行素材を手配して旅行商品を完成させる:手配(オペレーション)
- 6 旅行商品について申し込みや問い合わせを受ける:個人営業
- 7 企業や学校,各種団体などに旅行商品を販売する:法人営業
- 8 旅行中に参加者をサポートする:ツアーコンダクター(添乗員)
- 9 旅行業者に必須の国家資格:旅行業務取扱管理者
- 10 旅行業務に有用な能力や知識を磨く:さまざまな資格
- 11 グローバルな観点と豊富な知識を持つ証:世界遺産検定
- 12 旅行業界で働くために求められる資質・スキル
- 13 旅行会社の選考の流れ
- コラム5:ツアープランナーの社会的責任
Chapter 6 旅行業界の企業研究
- 1 旅行業界の“トップランナー”JTB
- 2 海外旅行に強いHIS
- 3 鉄道系の旅行会社(KNT-CTホールディングス,日本旅行,阪急交通社)
- 4 航空系の旅行会社(ANA X,ジャルパック)
- 5 地域に強みを持つ旅行会社(アーストラベル水戸 / 南薩観光 / 美ら地球 / まいまい)
- 6 海外の旅行会社(エクスペディア,ブッキング,トリップドットコム,トゥイ)
- 7 旅行系のベンチャー企業(ベルトラ,アソビュー,アクティビティ・ジャパン)
- 8 レジャー・テーマパーク業界
- 9 宿泊業界
- 10 交通業界
- コラム6:旅行の促進と観光業の発展に寄与する2つの関連団体
Chapter 7 ネット専業の旅行会社(OTA)の企業研究
- 1 OTAの業態とビジネスモデル
- 2 国内最大級の旅行予約サイトを運営:じゃらん
- 3 グループ内事業との連携が強み:楽天トラベル
- 4 「仕入力」「システム開発力」を備える:エアトリ
- 5 性質の異なる2つの旅行予約サイト:Yahoo!トラベルと一休.com
- 6 旅行業の領域を拡張した新サービスの登場
- コラム7:AIで変わる旅行業と観光ビジネス
Chapter 8 旅行業界のインバウンドマーケティング
- 1 インバウンドの現状をデータから分析する
- 2 インバウンド回復の目標が掲げられた観光立国推進基本計画
- 3 インバウンド獲得に向けた関係省庁の取り組みと施策
- 4 インバウンドに対する旅行業者各社の取り組み
- 5 SNSやWebメディアを活用したインバウンド向けマーケティング
- 6 オーバーツーリズムの問題をどう解決するか
- 7 インバウンド向け民泊に関する法令と現状
- 8 夕方以降の滞在需要「ナイトタイムエコノミー」への注目
- 9 リピーター獲得と1人あたり消費額の拡大がカギ
- 10 MICEのビジネスイベントをどう生かすか
- コラム8:SNSで話題となった地域への影響は?
Chapter 9 旅行業界の抱える課題と未来動向
- 1 減少する募集型企画旅行と企画力を活かす取り組み
- 2 国際観光の地域格差とツーウェイ・ツーリズム
- 3 観光産業の労働生産性に影響する観光需要の季節変動と休暇制度
- 4 地場産業の高付加価値化を媒介する観光産業の取り組み
- 5 旅行業の救世主となるか? TaaSをめぐる動き
- 6 少子化と旅行費用の高騰で変化を迫られる教育旅行
- 7 「学び」と「休暇」を組み合わせた「ラーケーション」
- 8 世界と日本の統合型リゾート(IR)の動き
- 9 観光行動を変革するリニア中央新幹線と超音速旅客機のゆくえ
- 10 どこまで来ている? 宇宙旅行の現在地と未来
- 11 全国に広がる観光系大学と産学のミスマッチ
巻末付録
- 旅行業界地図
- 観光を学べる主な大学,大学院,専門学校
- 資料編