Androidメモアプリでライフハック

第5回 twicca~Twitterでオープンなソーシャル・メモライフ

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Twitterでライフログを自動化する

twiccaでツイートした内容は,そのままではどんどんタイムラインに流れて消えてしまいます。それではもったいないため,筆者は自分のツイートを記録しています。ライフログ※1をTwitterで実践しているようなものですね。

まず利用しているのはtwtr2srcというウェブサービスです。twtr2srcを利用すると,ツイートした内容をメールで指定したアドレスへ送信してくれます。そして,GoogleのブログサービスBloggerのメール投稿機能を活用することで,1日分のツイートを自動で投稿して保存しています。

図3 自分のツイートをまとめているBlogger

図3 自分のツイートをまとめているBlogger

Bloggerへの自動投稿はTwitterの使い始めからしているため,現在までのすべてのツイートが保存されています。HT-03Aでは,NewsRobというGoogleリーダーアプリ及びBlogger-droidというアプリを使うことで,一日分のツイートをまとめて見ています。ブラウザで見るより手軽で便利です。

もう一つ,twilogというサービスも利用しています。こちらはツイートを自動でブログ形式にまとめてくれるサービスです。様々な分析機能もあるのが便利です。ちなみにtwiccaにはtwilogプラグインがあるので,これを利用しています。

図4 自分のツイートをブログ形式でまとめてくれるtwilog

図4 自分のツイートをブログ形式でまとめてくれるtwilog

どちらにも共通するのは「自動化」ということです。手動になると途端に面倒になったり,バックアップするというタスクを覚えたり,リマインダーをセットしたりする手間がかかります。twtr2src+Bloggerもtwilogも自動でツイートを保存するので,普段はバックアップを意識することはありません。それがライフログを無理なく続けるポイントだと思います。

また,2ヶ所に保存することで片方のサービスが仮に停止したとしても,すべての記録を一度に失うリスクを避けられます。バックアップとしては大事な点ですね。

これらのログは後日,時間が経過してから振り返ると色々な発見があります。自分がツイートした言葉でも,過去の自分は他人のようになって物事を教えてくれることが多いです。思わぬアイデアを拾うこともあります。あるいは,1年以上のログがたまれば,去年の今日は何をしていたかを把握でき,毎年のやるべきことなどが見えてきたりします。GTDで週次レビューを行うように,自分がツイートした内容を後日まとめてレビューすることはなかなかおもしろい習慣になるはずです。

※1
参考Lifelog~毎日保存したログから見えてくる個性⁠。

ソーシャル・メモツールとしてのTwitter

この連載は「Androidメモアプリでライフハック」です。そこで,メモツールとしてのTwitterを考えてみましょう。そうすると,メモをオープンにすることが重要な要素になっていると気づくでしょう。通常,メモアプリにメモする内容は個人的(パーソナル)でクローズドなものですが,Twitterにおいてはメモはオープンに共有されます。ソーシャル・メモツールとでも言えばいいでしょうか。

誰にともなく投げたツイート=メモに対して,思いがけない反応が返ってくるのがTwitterのおもしろいところです。自分のアイデアが他人の力を借りて広がっていくダイナミズム。他の誰かの脳を利用しているようなものです。筆者にとって,Twitterは「第三の脳」になっています※2⁠。

ただし,Twitterではリアクションを期待せずにどんどんツイートするのがコツです。かなり昔の話で記憶に頼るしかないのですが,所ジョージさんが,言葉をブーメランのようにどんどん投げる,というエッセイを書かれていました。返ってくることを期待せずにどんどん投げるのだと。時々,思いがけず言葉が返ってきてそれがおもしろいんだ,という趣旨でした。Twitterを楽しむポイントはこの辺りにありそうです。呼びかけたのに返信がこない,フォローしたのにフォロー返してくれない。そういったことを気に病むことなく,どんどん呼びかけて呼びかけたことを忘れるくらいどんどんツイートするのがいいですね。そうしていると思いがけず返信がきます。気楽にやっている人はフォローもされやすいでしょう。まさしくシリアル・ポップなTwitter術です。

ちなみに,この連載も思いついた企画を@gihyojpさんへツイートしたのがきっかけです。気楽にポップにやることで形になったんだと思っています。

そして,Twitterは色々なことを考える契機となります。基本140字という断片的な思考を継続し,それを積み重ねるという思考法。そんな断片的な思考では何も生み出さないという考えもあるでしょうが,筆者はTwitter思考もそれはそれで一つの思考法だと考えています。そこから知的生産して未来を生み出していくことは可能ではないかと考え実践する日々です。

常に携帯しているAndroidケータイは,Twitterとの相性が非常に抜群です。ぜひ自分に一番合ったクライアントアプリを見つけてTwitter生活を楽しみましょう。

次回は,その他筆者が気になるメモアプリをいくつか紹介したいと思います。今の時点で考えているのは,トリカゴメモ,mNote,そして瞬間日記です。

※2
第一の脳は自分の脳,第二の脳はCatch NotesやEBtといったいわゆるメモアプリになります。

著者プロフィール

アキヅキダイスケ(あきづきだいすけ)

大学事務職員。本当に使える仕事術を渉猟するうちにライフハックの森に迷い込み,GTDという生涯の友と出会い,文房具に恋して現在にいたる。最近はトラベラーズノートからモレスキンに心が移っている。文学の研究者としては道を大きく踏み外した感あり。「シリアル・ポップな日々」というブログを,AndroidケータイHT-03Aにて更新中。ツイッターは@akizukidです。

URLhttp://d.hatena.ne.jp/akizukid/
twitterhttp://twitter.com/akizukid