[自転車イラスト紀行]徒然走稿

第三十五回「願い事」

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秩父札所巡り23番~25番

地図:国土地理院二万五千図 ⁠皆野』⁠秩父』

西武秩父駅~秩父神社~秩父公園橋~23番札所・音楽寺~旅立ちの丘・展望滑り台~秩父ミューズパーク~酒づくりの森~24番札所・法泉寺~25番札所・久昌寺~西武秩父駅

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秩父札所巡り第三弾です第一弾第二弾⁠。

荒川の北側の尾根を辿る絶景コース。

林道を押し上げたり,山のてっぺんに滑り台があったり,尾根がずっと公園だったり,酒造があったりと遊びどころ満載です。

音楽寺へのアプローチに江戸巡礼古道を選ばなければ家族連れでも楽しめるコースです。

西武秩父駅前の駐車場に車をデポジットしてスタート

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まずは秩父の鎮守様・秩父神社に1日の無事をお願いしに行きます。

左甚五郎作の彫刻がぐるりと本殿を囲んでいるほか,何度いっても飽きない神社です。

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神社の塀に沿うようにして秩父駅入り口交差点に出ます。

ここを左折し,荒川に向かって下れば,これから登っていく尾根と青空を背景に秩父公園橋・通称秩父ハープ橋の白い支柱がドーン。ぐんぐん近づいてきます。

本日一発目のビューポイント。

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ハープ橋を渡って右折,しばらくいくと右手に前回訪れた札所22番・童子堂の入口が見えてきます。

童子堂はその昔,水田城というお城だったとのこと。城址は好きなのでもっとじっくりと痕跡を探してみればよかったのですが,次回への宿題です(参考図書:『秩父歴史散歩1』山田英二著 有峰書店新社刊)

22番入口前の路地を入ります。

こだわるのなら,もう少し先にある薬師堂の脇を入って琴平神社の前から江戸巡礼道古道・長尾根道を辿れば,移築される前の童子堂跡を通ることができます。

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路地を入ってすぐに登山道の入口に突き当たります。

入口には巡礼道の道標があるからすぐにわかります。

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入口のあたりはこんな感じで「いいのか?」と躊躇しますが大丈夫。

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えっちらおっちら,頑張って木々の間の急勾配を押し担いでいけば……

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23番札所・音楽寺です。

「おんがくの みこえなりけり おが坂の しらべにかよう 峰の松風」

秩父札所を開いた13人の権者がこの地で松風の音を「菩薩の音楽」として聴き,松風山音楽寺と名付けたそうです。音楽関係の方々のお参りも多いとのこと。

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さらに尾根へとあがれば,13人の権者たちの姿とされる十三体地蔵が秩父の町を見守っています。

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尾根の道を南へと辿ります。

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林を抜けると,おお,なんと大きな滑り台があるではないですか!

山のてっぺんの大きな滑り台。

名付けて「展望滑り台」

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滑り台の上からは秩父の町が一望に見下ろせます。

まさに展望。

無料なので心ゆくまで滑っていきましょう。

写真左手の橋のようなものは「旅立ちの丘・展望台」です。

旅立ちの丘は卒業式でよく歌われる『旅立ちの日に』発祥の地を記念して作られました。

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展望台の柵には南京錠がいっぱい。

友情の証か愛情の証か,どうやってつけんたんだ?という先の方にも鍵が……この柵は五線譜をモチーフにしているそうで,本来は売店で売っている音符形の鈴をぶら下げて誓い合うのが本筋。鍵をぶら下げるのは止めていただきたいらしいです。

著者プロフィール

杠聡(ゆずりはさとし)

イラストレーター,ライター。東京都日野市在住。技術評論社刊の単行本カバーなど広告,出版でのお仕事をベースに,自転車旅行で出会った風景や人を題材にした作品づくりを続けています。

URLhttp://www.yuzuriha.com