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第8回 Compressor 4を使ったコンバートとVimeoへのアップロード

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コンバートの実行

Compressor 4では「バッチ」「ジョブ」という考え方があり,ひとつのバッチの中に複数のジョブを登録することができます。

また,各ジョブには「映像ソース」⁠書き出し設定」⁠書き出し先」を登録します。

ひと通りの準備が整ったら,バッチを実行し,バッチ内の各ジョブが順次処理されるという流れになります。

  • バッチ1
    • ジョブ1
  • バッチ2
    • ジョブ2
    • ジョブ3

それでは,バッチとジョブを作成してみましょう。

Compressor 4を起動した時点で,まず新規バッチが作成された状態になります。新たに追加したい場合は「ファイル→新規バッチ」で追加することもできます。

続いてジョブの作成に移ります。

まず,映像ソースのファイルを指定します。ここでは,前回Final Cut Pro Xで作成した動画ファイルを指定します。

Compressor ファイルの追加

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次に書き出し設定のアイコンをドラッグしてジョブへ登録します。今回は先ほど作成したVimeo用の設定アイコンを利用します。

Compressor 設定の追加

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同じように書き出し先のアイコンをジョブへ登録します。今回はプリセットの「デスクトップ」を使います。プリセットの場所ではないところへ保存したい場合は「+」アイコンから好きなフォルダを指定することができます。

Compressor 書き出し先の追加

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書き出し先を追加すると,ファイル名の入力欄が表示されますので,適宜わかりやすい名称をつけます。

これらの設定を行った後に「実行」をクリックします。これでバッチが実行されます。

Compressor コンバートの実行

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「クラスタ」は,複数台のMacで分散処理をする場合に指定します。⁠優先順位」は複数のバッチを処理する場合の優先度です。Compressorでは,常にひとつのバッチしか処理されません。複数のバッチを「実行」した場合でも,一度キューに登録されます。

実際の変換処理はキューから,バッチをひとつずつ取り出して処理を行なう形になります。このキュー内での優先度を変更するためのものが「優先順位」となります。

バッチが処理されている様子は画面右下の「履歴」のところで確認ができます。

Compressor バッチ履歴

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この処理もそれなりに時間がかかりますので,のんびり待つか,がんばって速いマシンを入手しましょう(笑)

そして,コンバート完了後のファイル情報はこのようになりました。

圧縮後の映像ファイルの情報

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16GBあったマスターデータから,575MBほどに圧縮することができました。

著者プロフィール

鈴木則夫(すずきのりお)

株式会社クロコス所属ではあるものの,本連載と業務とは特に関係がない。

個人的な興味として,勉強会やカンファレンスのUstream配信を行なってきており,ときおり「KaigiFreaks(配信班)」の名の元に活動している。

「suzuki」というアカウントを取得するのが好き。

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