エンジニアのためのイベント映像活用方法

第8回 Compressor 4を使ったコンバートとVimeoへのアップロード

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Vimeoとは

Vimeoは,いわゆる動画共有サイトのひとつです。

日本Ruby会議での発表映像を共有するところとして,日本からだけでなく,海外からのアクセスもしやすいサービスを探していたら,Vimeoに辿り着いたという経緯があり,そのまま使い続けています。

本来は,映像作家さんが自身の映像作品を公開するという色が濃いサービスですが,イベントの発表映像もオリジナルの映像作品である!という判断で利用しています。

あとは,サービス自体の見た目がカッコイイという個人的な好みも使い続けている理由のひとつだったりします。

Vimeo のアカウント

Vimeoを使うにはアカウント登録が必要です。アカウントは次の3種類があります。

  • 基本アカウント(無料)
  • Vimeo Plus($9.95/month, $59.95/year)
  • Vimeo PRO($199.00/year)

基本アカウントでもHD映像のアップロードはできますが,1週間に1本までだったり,1週間の最大アップロード容量が500MBまでだったりと,勉強会やカンファレンスなどの映像をHD画質でアップするには制限がキツイです。

ここでは有料アカウントのVimeo Plusを利用することにします。

なお,基本アカウントの上位がPlusになるのですが,Plusの上位がPROというわけではありません。PROは動画共有というよりも動画販売をしたい場合に利用するアカウントになっています。詳しくはVimeoのサイトを参照してください。

動画をまとめる設計

Vimeoには,複数の動画をまとめるために「チャンネル(Channel⁠⁠」と「グループ(Group⁠⁠」という概念があります。前者が単純なアップロードした動画をグループ化する機能なのに対し,後者はそれに追加してグループディスカッションなどができるフォーラムの機能を持っています。

今回は前者の「チャンネル」を利用して,動画の集約化のみを行ない,次のような構成にすることを目的とします。

  • チャンネル「初めてのChefの教室」
    • ビデオ「初めてのChefの教室」
    • ビデオ「Lightning Talks」

この例ではチャンネル名とビデオ名が被ってしまってわかりにくいのですが,⁠チャンネル名=イベント名⁠⁠,⁠ビデオ名=発表タイトル」としておくとわかりやすいと思います。

アップロードの実行

それでは,まずVimeo用に作成した映像をアップロードしていきましょう。

アップロード方法はWebブラウザのファイルアップロード機能を使うベーシックなものから,Dropbox連携やOSに内蔵された機能(Mountain Lionなど)を使う方法などがあります。

ここではオーソドックスにWebブラウザからアップロードしていきます。

「Upload」のリンクをクリックするとアップロード画面が表示されます。このアップロード画面の「Choose a Video to Upload」をクリックすると,ファイル選択画面が表示されます。

Vimeo アップロード ファイル選択

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これを進めてアップロードしても良いのですが,今どきのWebサービスらしく,動画ファイルをWebブラウザ画面へドラッグ&ドロップすることでアップロードファイルを指定することもできます。

Vimeo アップロード ファイルドロップ

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「Add another video to upload」リンクをクリックするか,別の動画ファイルをドラッグ&ドロップして,複数のファイルを同時に指定することも可能です。

そして「Upload Selected Videos」をクリックすればアップロード処理がスタートします。

アップロード中にビデオの解説を記述する

アップロードが実行されると,進行状況を表すプログレスバーの表示とともにビデオの情報を入力するフォームが出てきます。

ファイルサイズが大きい動画のアップロードには時間がかかりますので,待ち時間に必要な項目を入力させるのはうまいインターフェースですよね。インターフェースデザインの参考になります。

Vimeo アップロード

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「Title」には,発表のタイトルを入れます。それに加えて,そのイベントのハッシュタグも入れることがあります(上記の例では「[eytokyo]」がその部分です⁠⁠。

Vimeoの動画をどこかのサイトへエンベッドされた場合でも,タイトルでイベント名が類推できると良いかな?と思って入れるようにしているのですが,最近はこれが本当に必要なのかどうか,少し悩んでいるところでもあります。

「Description」には,発表内容の概要を入力しています。この情報は,該当イベントのタイムテーブルや発表概要ページからテキストをコピーして入れていることがほとんどです。

また,概要情報の引用元のURLを入れておきます。これにより「動画を先に見つけて,その後イベントのことを知った」という人への導線にすることができます。

「Tags」には,イベントの公式タグの他,発表内容に合ったタグを適宜入れるようにしています。

なお,ここで入力したそれぞれの内容は,後から変更もできます。書き足りないことや間違えて記述したことがあっても修正可能です。

チャンネルの作成

次にチャンネルを作成します。サイト上部のメニューから「Videos → My Channels」とメニューをたどっていきます。

Vimeo チャンネルメニュー

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画面右側に「Create a New Channel」というインターフェイスがあるので,クリックすると作成画面に切り替わりますので,それぞれの項目を埋めていきます。

Vimeo チャンネル作成

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「Channel Title」には,イベント名を入れています。

「Channel Description」には,イベントの概要を入れています。これはイベントの「Aboutページ」に該当するようなところから,文面を利用することが多いです。また,ここでもイベントページへのリンクを入れて導線をキープしています。

画面下部には,自分がアップロードした動画のサムネイルが並んでいます。

いま作っているチャンネルに追加したいサムネイルをクリックすると,追加対象になります。もう一度クリックすれば対象から外れます。

最後に「Create This Channel」のボタンをクリックすれば作成完了です。

著者プロフィール

鈴木則夫(すずきのりお)

株式会社クロコス所属ではあるものの,本連載と業務とは特に関係がない。

個人的な興味として,勉強会やカンファレンスのUstream配信を行なってきており,ときおり「KaigiFreaks(配信班)」の名の元に活動している。

「suzuki」というアカウントを取得するのが好き。

Web日記:http://suzuki.tdiary.net/
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