9月XX日:苦闘
WINEにはより詳細なログを取るためのWINEDEBUGという環境変数が用意されているものの,
そもそもWINEが全然動かないわけではなく,
VBoxと実機の違いで最初に思いつくのはビデオカード回りで,
OpenGLが絡むし,
MesaもWINEも更新頻度は高いので,
1ヵ月近くあれこれ試しても解決できなかったので,
9月XY日:光明
今回のトラブルが何故ここまで厄介なのかを考えると,
トラブル解決の基本は
そのためには,
Ubuntu上で"sudo apt install wine64"を実行すると,
それでは
次に目を付けたのがArch Linuxで,
Arch LinuxのパッケージはPlamoとよく似た作りになっていてtarコマンドだけで展開できる。そこで,
Arch Linuxのバイナリを使えばPlamo上でもdxdiagが動作するなら,
libglvndというライブラリは,
確かにlibglvndはMesaのビルド時にもチェックされるOpenGLの要
そう言えば,
改めて"--host=x86-pc-linux"と"--build=i686-unknown-linux-gnu"の指定で何が違ってくるのかを調べたところ,
-- build/Makefile 2020-01-22 08:47:18.568112237 +0900 +++ build_ng/Makefile 2020-01-22 08:46:40.478973090 +0900 @@ -86,9 +86,9 @@ POST_INSTALL = : NORMAL_UNINSTALL = : PRE_UNINSTALL = : POST_UNINSTALL = : -build_triplet = i686-pc-linux-gnu -host_triplet = i686-pc-linux-gnu -target_triplet = i686-pc-linux-gnu +build_triplet = x86_64-pc-linux-gnu +host_triplet = x86-pc-linux-gnu +target_triplet = x86-pc-linux-gnu ... -CFLAGS = -Wall -Werror -include config.h -fvisibility=hidden -DUSE_X86_ASM -DUSE_MMX_ASM -DUSE_3DNOW_ASM -DUSE_SSE_ASM +CFLAGS = -Wall -Werror -include config.h -fvisibility=hidden CPP = gcc -m32 -E
ビルド時にi686とx86を間違えた1つのパッケージのせいでシステム全体が動かなくなる,
「急がば回れ」
このシリーズで取りあげたWINEの作成過程で一番キツかったのが,
全体像が見えない中で32ビット版のライブラリを作り続けるのも大変でしたが,
その分,
さて,