トレーニングの内製化で人材育成サイクルを形成
オムロン ソフトウェアのユースケースにおいてもうひとつ重要なポイントは,
原田氏は
なお,
不可能を可能にした“社員が相互理解に努める風土”
原田氏は最後にクラウド人材育成における重要なポイントを以下のように総括しています。
- 成長サイクルを回すしくみを作る
- 専門家
(ここではAWS) の力を借りて一気に立ち上げる→実案件で学んだ知識や技術を磨きながらさらに実践的な知見を得る→技術者コミュニティやCCoE活動で人と組織をつなげ, 個人の力から組織の力へと変えていく - マネジメント
(経営層) /CCoE/技術者が同じ方向を向いて進んでいく - マネジメントは人材育成の投資判断と成長を考えた業務アサイン
(学んだ知識を活かせる現場を用意する) を, CCoEは全社レベルでの人材育成強化策の立案/実行, さらに組織知としての知見の蓄積/展開を, 技術者は技術で価値創造を図るべく顧客価値の創造とOJTでの人材育成, さらに知識の共有/展開を, それぞれ図っていく
人材育成にかかわる全員が同じ方向を見て進んでいく ―これを実現するには人材育成に対する確たる文化が社内に醸成されていることが不可欠であるように思えます。オムロン ソフトウェアが最初のトレーニングに参加させた18名のメンバーは,
AWSの1日コースのトレーニング時間が約8時間とすると,
「今回の施策は経営トップ
冒頭で紹介したAWSジャパンの岩田氏は,
- トップダウンアプローチ
- 人材育成に関する推進組織/推進メンバーの存在
(CCoEなど) - 育成ゴールの明確化
の3点を挙げています。今回紹介したオムロン ソフトウェアの取り組みはこの3つのポイントをすべてクリアしており,
調査会社の英AlphaBeta 共同創業者兼ディレクターであるフレイザー・
クラウドアーキテクトを社内で育成するニーズが予測される現在,