草花の知恵

第8回 「昔の恋人」

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真弓(マユミ) 画:外山康雄

真弓(マユミ) 画:外山康雄

花データ

ニシキギ科の落葉小高木/花期:5~6月。花は黄緑色。実は熟すと4つに割れ,橙赤色の種を出す。枝に弾力があり,弓に使われた。

外山康雄「野の花館」だより

11月30日は,朝からみぞれまじりの雪。積もりはしないと思いますが,残っている木々の葉も少なくなり,すっかり冬の風景になりました。

昨夜の強風で,野の花館入り口にあるナナカマドも実だけになってしまいました。今年は山の実が豊作のようで,鳥たちも食べずに残してくれていて,訪れる人の目を楽しませてくれています。

12月1日は久しぶりの快晴。巻機,八海,谷川の山々は真っ白。青空にくっきりと立ち,雪国に住んでいる幸せを感じるひとときです。宿木を見つけるのは,こんな晴れた日です。はるか頭上,鳥の巣のように見えます。冬山帰りの友人が届けてくれた宿木を描いてみました。

個展のお知らせです。
2006年1月11日(水⁠⁠~24日(火)
伊勢丹新宿店本館6階プロモーションスペース
2006年2月4日(土⁠⁠~12日(日)
新潟県長岡市宮本東方町江口だんご本店
2006年2月28日(土⁠⁠~3月12日(日)
新潟県立植物園

12月25日~3月15日までは,野の花館も館外催しのため,休館させていただくことがあります。お出での節は,前もって野の花館まで,電話等でお問い合わせください。

(12月7日)

著者プロフィール

池内紀(いけうちおさむ)

1940年兵庫県姫路市生まれ。ドイツ文学者。エッセイスト。

主な著書に『ひとり旅は楽し』(中央公論新社)『ぼくのドイツ文学講義』(岩波書店)『町角ものがたり』(白水社)など。『カフカ小説全集(全6巻)』(白水社)など翻訳書も多数。新刊は『森の紳士録』(岩波新書)。


外山康雄(とやまやすお)

1940年東京深川生まれ。新潟県浦佐で育つ。2002年南魚沼郡塩沢町に古民家を再生したギャラリー「野の花館」開設。

画集に『折々の花たち 1~4』(恒文社)『野の花の水彩画』『私の好きな野の花』『野の花 山の花』(日貿出版社)など。

外山康雄の野の花館:

URLhttp://www.toyama-yasuo.jp/