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第39回 DVDの整理方法

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映像ソフトをどう整理するか

書籍の場合は,断裁すればデジタル化は比較的容易であることがわかってきました。問題なのが映像です。映像パッケージをどうデジタル化するか。どうデジタル化するかといっても,内容はすでにデジタルなわけですから,問題はストレージの容量に限られます※1⁠。

※1
パッケージ自体に帯がついていたりシールが貼ってあったり,折り方が複雑なパンフレットが同梱してあったり,スキャンできないホログラムな印刷だったりするのはさておき。

いくらハードディスクが大きいといっても,Blu-rayやDVDをわざわざハードディスクに入れるのは,手間を考えるとあまり現実味があるとは思えないのです。

Blu-rayディスクは,12cmの2層記録で50GBですから,これで映像を1,000本をデータ化しようとした場合には50GB×1000=50TBにもなります。現在8TBのハードディスクが販売されていますが,メンテナンスするハードの台数を考えると,いささか厳しい。

DVDの場合は12cmの2層記録で4.7GBですが,これでも1,000枚ならば5TBです。

そんなわけで,筆者はDVDのパッケージ自体をデジタル化して廃棄し,300枚のDVDチェンジャーを使ってきました。これが充分に機能するのは当然300枚までで,それ以降順次チェンジャーを追加したのですが,ついに1,000枚を超えて破綻しました。

『ハノイの塔』方式と『学らん竜虎』方式

その後,中身のディスクだけを洋画邦画などにわけて山積みして整理してきました。パッケージのないDVDディスクは,1,000枚でも思ったほどには場所はとらないのです。

この方式の問題は,山の下の方にあるディスクを取り出すのが困難なことです。⁠ハノイの塔』みたいな作業をくり返すことになります。宇宙の果てまでたどりつきそうです。

『ハノイの塔』方式で整理している映像ディスク

『ハノイの塔』方式で整理している映像ディスク

2005年ごろのものです。

『ハノイの塔』方式の問題は,重ねることにあります。重ねるから場所をとらないのではありますが,アクセスしにくくなってしまうのです。重ねるのが問題なら,広げればよいと,最近行っているDVDディスクの整理法が『学らん竜虎』方式です。

『学らん竜虎』方式は,閉架の書庫の扉に,ディスクをピン止めすることで実現しました。学らんの裏に竜虎が躍っているような整理方法です。扉を閉めると,なにも見えなくなり,うるさくないのがよいところです。

『ハノイの塔』方式でもディスクがあふれ,アクセス性に問題を感じてついに導入した『学らん竜虎』方式

『ハノイの塔』方式でもディスクがあふれ,アクセス性に問題を感じてついに導入した『学らん竜虎』

2005年ごろの状態と見比べると,映像ソフトがさらに増え見ていないのとパッケージがデジタル化困難なために廃棄できずに,書棚が2段構成になっていることがわかります。⁠カウボーイビバップ』のとなりには,これまたでかいパッケージの『THE BEATLES』BOXが…。

これにより,ざっと3枚×16段×扉8枚=384枚の映像を整理できます。ただし,2枚組みは重ねている(最大で3枚まで重ねてもなかの本には影響しない)ため,MAXなら1,152枚を管理できることになります。

洋画の棚

洋画の棚。シリーズは並べておいてあるというか貼ってあるので,探すときは一目瞭然です。

シリーズは並べておいてあるというか貼ってあるので,探すときは一目瞭然です。

この『学らん竜虎』方式は,⁠ディスクをビジュアルで検索できる」⁠ディスクを位置で整理できる」⁠場所をとらない」などのメリットがあり,従来の『ハノイの塔』方式やチェンジャーと組み合わせて運用しようと考えています。

おおまかに,以下のようなかたちで併用する予定です。

  • ひんぱんにアクセスする…チェンジャー
  • よく見る…『学らん竜虎』方式
  • あまり見ない…『ハノイの塔』方式

著者プロフィール

美崎薫(みさきかおる)

夢想家,未来生活デザイナー,『記憶する住宅』プロデューサー,記憶アーティスト。住宅,書斎,机をはじめ,ハードウェア,ソフトウェアの開発をプロデュース。著書『デジタルカメラ2.0』(技術評論社)など多数。