確実に身につける!メモ術基本レッスン

第8回 メモを取るために本を読む

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本を読みながらアイデアを出す

じつは,こういった本の読み方は,メモを取る練習だけでなく,アイデアを出す練習にもなるのです。

突っ込みを入れやすい本を読んで,突っ込みを入れるだけでなく「ではどうすればよいのか」といった,自分の考えもメモするように心がけておけば,自分のアイデアを引き出す役にも立ってくれます。

自分と考えが違うならば,自分がどう考えるかをメモする。踏み込みが甘いと感じるのならば,自分なりにもっと踏み込んで考えてみる。場合によっては,文章が読みづらい,理解しづらいと感じることもあるでしょう。そういうときも,なぜそう感じるのかを考え,分析して,それをメモに残すようにするのです。

ただし,突っ込みを入れるにしても,あくまでもメモを取る練習や発想を得るためと自覚して行ってください。悪意を前面に押し出した読み方は,精神衛生上もよくありません。

少し簡単な本を読む

そのほか,少し前にも触れましたが,本を読んでも理解できないためにメモが取れない,ということもあります。

勉強のために読んでいる本などは,難しすぎて理解できず,どこをメモすれば良いかわからなかったり,結局最初から最後まで全部メモする必要があるように感じてしまうことがあります。

そういう場合には,少し簡単な本を読みながらメモを取る練習をすることをお勧めします。

わかりやすい例としては,歴史の本があります。

歴史に詳しくない人が,いきなり詳しく書かれた歴史の本を読むと,何が重要で何がとばして良い事柄なのか,わからないことがよくあります。そういう場合は,例えば最初は小学生レベルの本を読んでみるというのも一つの手です。

そうすれば,重要なところとそうでないところが区別できて,メモを取るのも楽になるはずです。

もっともこれは,メモの練習方法というよりも,勉強の方法に近くなりますね。

最低でもページと行はメモする

本を読みながらメモを取る場合も,これまでに説明してきた通り,メモの取り方は自由です。本に直接書き込みしようが,線を引こうが,マーカーで塗ろうが,自分で買った本ならば好きにしてください。

もちろん,"メモ帳"に書いていってもかまいません。その場合のやり方として,一つのやり方を紹介しておきます。これは「こういうやり方もある」という程度の参考にしてください。

まず,専用の"メモ帳"を一冊用意します。これは,今までにも何度か出てきた「小型でページ数の少ないもの」がベストです。そして,その"メモ帳"を使い切るつもりで,本を読みながらメモを取っていくのです。この場合,練習としては質より量を目指すのが目的です。

ちょってでもひっかかった部分,反論を思いついた部分は,片っ端からメモしてしまいましょう。

メモするときに,いちいち本文までメモするのは面倒だと思いますが,最低でもページと行ぐらいは,以下のような感じでメモしましょう。

pxx,lxx」

pはページ,lはライン(行)です。

いちいち行を数えるのが面倒なときは,

pxxpxxpxx

程度でも良いでしょう。⁠前」は前半,⁠中」は中ほど,⁠後」は後半といった感じです。

該当箇所に,行がわかるように付箋を貼って,それに番号をふっておくのも手です(はがれてしまう可能性もありますが⁠⁠。

とはいえ,何度も言いますが,メモの取り方は自由です。自分がやりやすい方法で練習してみてください。

著者プロフィール

マックライド

10年以上前に始め,すでに2年近く放置したままの「小説のようなモノの書き方」というサイトに,いまだに新規の読者がやって来ては,本人が忘れてしまったような点についてメールが送られてくるのが悩みの種。現在はブログに移植した「メモの達人への遙かなる道のり」をメインとして,日々役に立たないアイデアをメモに残している。

「小説のようなモノの書き方」
http://www2.cds.ne.jp/~macride/
「メモの達人への遙かなる道のり」
http://waytomemomaster.cocolog-nifty.com/