[特別広報]IPとITが融合する新プロジェクトが始動! エンジニアよ,KADOKAWAで世界を目指せ

第2回 KADOKAWAが目指すIP×IT― 知的財産と情報技術の新戦略[後編]

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できそうなのになかったテレビとは違う視点や展開も

─⁠─どんなスキルを持つエンジニアが関与できますか?

宮崎:WebサイトですのでLAMP環境,人気があれば多数のアクセスがあるので大規模サイト運用のノウハウが必要です。サービス提供にはアプリが必要なのでアプリ開発も。役割は幅広くあると思います。AIでチャットボットや何かを自動生成するのもあるでしょう。データがたくさんあるので分析技術,データサイエンティストも関与できます。フィギュアやグッズにIoT技術を絡めることもできるかと思います。キャラのフィギュアがネットとAIを介して会話したり,成長したらファンは喜ぶのではないでしょうか。

齊藤:今普及しつつあるスマートスピーカーも使えそうですね。メーカーは洗練されたデザインの製品を出していますが,ここに好きなキャラが組み合わさると愛着が湧いておもしろいことができそうです。

宮崎:IoTだとベンチャー企業が多いですが,KADOKAWAなら資本やIPノウハウがあります。実際にユーザーに届けられるものを作れるところが強みです。

─⁠─どんな世界が生まれるのでしょうか。

宮崎:人気の高い異世界作品や,VRMMOVirtual Reality Massively Multiplayer Online作品の世界を直に体験できるコンテンツを作る,とか。

齊藤:テレビアニメならファンは視聴するだけですが,VRで体験することもできるかもしれません。VRのヘッドセットを用意し,コンテンツに接続すると,アニメと同じエピソードを主人公視点の映像で見られるとか。酔いそうですけど(笑⁠⁠。あるいはエンディングは同時視聴している人の感想やアクションを反映させたものになるとか。

─⁠─それなら現在の技術で実現できそうですね。

齊藤:できます。放映の数ヵ月後にBlu-rayを購入するだけではなく,放映時に何かをシェアできればみんなで一緒に視聴する楽しみが生まれるかもしれません。どこか特定の会場に集まるとか。テレビに変わるフォーマットが誕生するかもしれません。

宮崎:エンジニアならテレビや映画を見ながら「こういうことができたらいいのにな」と思いつくことはあったと思います。しかし,ネックは事業性でした。IPが絡むと「交渉を考えると実現できないのでは」と立ち消えになっていたかもしれませんが,KADOKAWAならそうしたハードルは大きく下がります。

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コンテンツ制作の流れが変わるデジタルコンテンツが先に

─⁠─前回,コンテンツ制作にエンジニアが直接関与するという話もありましたね。

澤田:これまでの流れだと原作が最初にあり,映像を作ったあとにデジタルコンテンツがありました。壁紙や着信音などです。しかし,デジタルコンテンツとして発信することが前提になると,エンジニアにはコンテンツ制作全体の早い段階から混じってもらうことになるでしょう。アニメの映像を作る前段あるいは同時,つまりエンジニアもアニメ制作過程に混じることがあるかもしれません。

齊藤:ものづくりとして見てもおもしろい展開かと思います。たとえば,小説とイラストのみの原作があったとします。これまでなら,イラストや3Dモデルの共有サイトなどでコンテンツが中間生成されることがありました。今後はアニメ化や映像化の前に公式が力を入れてデジタルコンテンツとして配布したり,盛り上がったらアニメ化やWeb配信ということもできます。

─⁠─人気があれば端役でもスピンアウト作品で主役になるとかありそうですね。

齊藤:先ほどのVRのように別アングルで見たり,Webのみオチが違うとか別ストーリーというのもできるでしょう。これまでのコンテンツ制作とは別のアプローチがいろいろと生まれると思います。

澤田:KADOKAWAは原作に近い出版社という立ち位置ですから,さまざまな可能性があります。

齊藤:いろいろな可能性を抱えてKADOKAWAのドアをたたいてくれるとうれしいです。エンジニアの中には,私たちの想像以上の構想を持っている人がいると思います。遠慮せずにいろいろな可能性を実現してほしいです。

KADOKAWAでは,各種エンジニアを募集しています。詳しくは,
http://ir.kadokawa.co.jp/recruit/
をご覧ください。

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