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ソラコム,年次イベント「SORACOM Discovery ONLINE」でIoTプラットフォームの“最終進化形態”を形作る新サービス,新機能を発表

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閉域網接続用ゲートウェイの機能を大幅拡張「VPG Type-E」「VPG Type-F」

SORACOMのネットワークサービスでは,IoTのデバイスとSORACOM Direct,SORACOM Canalといった閉域接続のサービスでの通信の接続ポイントとして機能しているVPG(Virtual Privete Gateway)の機能の拡張が発表された。

VPGでは閉域網接続だけではなく,VPGで通信を折り返すデバイス間での双方向アクセス,インターネットへのアクセスをIPアドレス範囲で制限できるアウトバウンドルーティングフィルターやインターネットアクセス元IPアドレスを固定することができる固定グローバルIPアドレスオプションといった機能も担っており,この閉域網接続機能を除いた機能だけを利用するプラン「VPG Type-E」がスタートする。

VPG Type-Eは閉域網接続の機能を省き,上記の機能を利用できるほか,⁠SORACOM Beam(データ転送⁠⁠SORACOM Funnel(クラウドアダプタ⁠⁠SORACOM Funk(クラウドファンクション⁠⁠」の各サービス,カスタムDNS機能およびCHAP認証機能が無料で利用できる。

VPG Type-E

VPG Type-E

料金は,従来のプランであるVPG Type-Dでは1ゲートウェイにつきセットアップ料9,800円,利用料300円/時間だったのに対してType-Eではセットアップ料198円,利用料10円/時間と大幅に低価格で利用可能。

VPG Type-Fは「全サービス対応万能型次世代VPG」という位置づけで,従来のVPG Type-Dの機能に加え,新たにAWS Transit Gatewayへの接続を可能としている。料金も従来より低価格でセットアップ料980円,利用料50円/時間(37,200円/月)となった。両プランとも接続回線は月1,000回線まで。これを超える場合はType-Fの別の料金プランとなる。

VPG Type-F

VPG Type-F

またこれに先立ち,グローバルのIoT SIMではこれまでVPGがドイツ1ヵ所だけに設置されていたが,昨年追加された日本,米国にあるSORACOMサービスの「ランデブーポイント」と同じ場所にVPGが増設され,利用場所により近いVPGに接続が可能となった。

オンデマンドパケットキャプチャ「SORACOM Peek」

IoT利用のトラブルシューティングの際にパケットキャプチャが有効な手段となるが,常時必要な機能というわけではなく,パケットキャプチャのために閉域網接続やサーバのセットアップを行うのはユーザの負担が大きかった。これに対するプラットフォームレベルのサービスが「SORACOM Peek⁠⁠。コンソールから時間を指定するだけで,一定時間中にVPGを通過する全パケットをキャプチャでき,ファイルとしてダウンロードできる。キャプチャファイルはWiresharkのようなパケット解析ツールを用いて分析が可能となる。このためSORACOM Peekを利用するには,先述のVPG(Type-E/F)の利用が必須となる。

SORACOM Peekの概要

SORACOM Peekの概要

なお,VPG不要でSIMを指定し,SIMが送受信するパケットをキャプチャできる機能も数ヵ月以内に提供予定とのこと。

利用料金は,1VPGごとに,500円/日,キャプチャデータ容量がVPGごとに1日5GBを超えると1GBごとに100円,データエクスポート量が1ヵ月に5GBを超えると1GBごとに100円(月5GBまでは無料⁠⁠。

SORACOM Orbit,Peek,VPG-E/F の発表は,ソラコムCTOの安川健太氏がシアトルから行った。オンラインカンファレンスならではの風景

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