プロジェクト管理に関わるすべての方のための祭典「Backlog World」レポート

前編:日本から多彩なプロジェクト管理の知見が集まった1日~Backlog Worldセッションレポート

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初開催となるGood Project Award~働き方の多様性と向き合うために

基調講演・個別セッションと並行して,今回,初開催となる「Good Project Award」が開催され,同日選考と授賞式が行われました。

今日本では,働き方改革の流れで,働き方の多様性が求められるようになっています。また,以前から競争力を持つために,アウトプットの質の良さ,そして計画性の高さなども,継続して求められています。そのような背景の中,プロジェクトを成功へと導くマネジメントは着々と複雑化しているのが現状です。

⁠Good Project Award」はこうした背景を受けて,今の日本にある素晴らしいプロジェクトを表彰することを目的に企画され,実施されたアワードです。⁠働き方の多様性をはじめ,複雑なさまざまな要求をまとめながら,困難な課題を解決し,良い効果を発揮したプロジェクトが増えることが日本経済を活性化させる」という想いでスタートした本アワード,想定よりも多くの応募があったとのことで,主催者の皆さんも思わずウルっとくる感動ストーリーが多数あったと言います。

⁠国民性なのか,プロジェクトの成功は居酒屋で身内だけで祝うというスタイルが多いですが,今回のアワードで世の中に広く自慢したり,知見共有しあったりという機会を作れたことを,たいへん誇らしく思います」と橋本氏はコメントしました。

初開催となったGood Project Award。受賞者・審査員による記念撮影

初開催となったGood Project Award。受賞者・審査員による記念撮影

Good Project Award選考会および授賞式の詳細は後編でお届けします。

良いプロジェクトはこれからも生まれ続ける~Backlog Worldを終えて

最後にイベントを追えて,ヌーラボ代表橋本氏,そして,広報の五十川慈氏からコメントをいただいたのでそちらをご紹介します。

社会全体の大きな流れで「働き方の多様性」が重視されるなか,これまで以上に多様な場面で「プロジェクト管理」の必要性が増しているように感じます。一方で,⁠どうすれば「プロジェクト管理」がうまくできるか⁠⁠,といった知の共有をされる場は,これまであまり多くなかったように思います。

⁠プロジェクト管理」というキーワードを軸に,さまざまな立場のスピーカー・参加者が集い,知見や事例,意見の交換を図ったBacklog World。単なるツールの使い方にとどまらず,チームマネジメント,コミュニケーション,組織づくりに至るまで,多くの知が共有されました。

日本が直面する「労働生産性の向上」という課題に対して,ヌーラボは,引き続きBacklogをはじめとしたコラボレーションツールの提供や,今回行ったBacklog Worldのようなイベント・ユーザーグループ支援を通じた知見共有の促進,お手本となるようなプロジェクトを表彰するGood Project Awardなどを通し,日本全体の「プロジェクト管理」の質を上げていくことで貢献していけたらと考えています。Backlog Worldで起きたさまざまなコラボレーションから,この取り組みに良い兆しを感じることができました。

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著者プロフィール

橋本正徳(はしもとまさのり)

1976年福岡県生まれ。福岡県立早良高等学校を卒業後上京し,飲食業に携わる。劇団主催や,クラブミュージックのライブ演奏なども経験。1998年,福岡に戻り,父親の家業である建築業に携わる。2001年,プログラマーに転身。2004年,福岡にて株式会社ヌーラボを設立し,代表取締役に就任。現在,福岡,東京,京都,シンガポール,ニューヨーク,アムステルダムに拠点を持ち,世界展開に向けてコツコツ積み上げ中。


五十川慈

1989年福岡県生まれ。Meggyと呼ばれている。株式会社ヌーラボの広報兼コミュニティマネージャーとして,会社とプロダクトの「ファン作り」に取り組む。九州大学卒業後5年間,東京のスタートアップ企業で営業や人事に従事し,2017年にヌーラボ福岡本社にUターン転職。お菓子作りが好きで,将来は企業の人として働きながらも,実店舗を持たないお菓子屋さんとしても仕事をしたいと考えている。


馮富久(ふぉんとみひさ)

株式会社技術評論社クロスメディア事業室室長。

1975年生まれ。横浜市出身。1999年4月株式会社技術評論社に入社。入社後から『Software Design』編集部に配属され,2004年1月に編集長へ就任。同2004年9月に『Web Site Expert』を立ち上げ,同誌編集長に就任,現在に至る。その後,2008年9月に設立したクロスメディア事業部(現クロスメディア事業室)に配属。現在,社外活動として電子書籍を考える出版社の会の代表幹事やWebSig 24/7のモデレーター,TechLIONプロデューサーなども務める。過去にIPAオープンソースデータベースワーキンググループ委員やアックゼロヨン・アワード他各賞審査員などの経験を持つ。

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