ET2008(組込み総合技術展)Photoレポート

ET2008(組込み総合技術展)Photoレポート(初日)

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日立製作所

日立製作所では組み込みデータベースのEntier(エンティア)を使ったデモシステムです。Entierはコンパクトで高性能,高機能なリレーショナルデータベースで,柔軟な検索・更新機能で,高度なデータ管理を簡単に実現できます。地図上の位置情報の検索に利用できる「空間検索⁠⁠,名称の途中のキーワードでも検索を可能にする「全文検索」が体感できる。また,昨今は低価格向けのカーナビなどの情報を目にしますが,本ブースでも低価格向けとして,ルネサステクノロジ「SH-NaviJ1」エイチアイ「MascotCapsuleUI」とのコラボレーション事例が紹介されていました。

写真8 Entierのコラボレーション事例

写真8 Entierのコラボレーション事例

日立情報制御ソリューションズ

LSIの論理設計から無線通信までの幅広いソリューションを提供する日立情報制御ソリューションズでは,組込みソフト向けデバッグ・性能解析支援ツールの「SagePro/eDEBUG」を展示していました。これは,OSの視点で収集したトレースデータに基づいて組込みソフト全体の動作を可視化することで,これまでは技術者の経験と勘に頼っていたデバッグや性能解析を支援してくれるツールです。キャッツの状態遷移表CASEツール「ZIPC」と連携したデモシステムでは,各タスクから状態遷移表レベルの動作を確認し,追跡することができます。

写真9 ZIPCと連携するSagePro/eDEBUG

写真9 ZIPCと連携するSagePro/eDEBUG

グレープシステム

組込み開発のトータルソリューションプロバイダのグレープシステムでは,無線LANソリューションやワイヤレスUSB関連を展示しています。デジカメやプリンタ,オーディオプレーヤーなど,ワイヤレスUSB(⁠⁠UWB」⁠Ultra Wide Band)と呼ばれる高速無線通信技術)のニーズは今後ますます増えてきます。ルネサステクノロジの「Wireless USB ASSP R8A66580BG(開発中⁠⁠」のデモシステムでは,ネイティブデバイスの通常のUSBメモリと同じ大容量記憶デバイスとして動作しています。

写真10 ワイヤレスUSBのデモシステム

写真10 ワイヤレスUSBのデモシステム

ソフィアシステムズ

マイコン開発ツールを提供するソフィアシステムでは,TAGケーブルの付け替えとソフトウェアライセンスの追加購入により,ハードウェア資産は共通でさまざまなCPU搭載ターゲットのデバッグ,プログラムデータのフラッシュメモリへの書き込みに流用することができる「EJ-SCATT」を展示しています。EJ-SCATTは, ハードウェア1台で複数のCPUシリーズをデバッグができ,PC不要のスタンドアロン型フラッシュライター機能があります。実際に手に取ると,小型軽量で携帯に便利なことがわかります。

写真11 EJ-SCATT

写真11 EJ-SCATT

イーソル

イーソルのブースです。組込みソフトウェアプラットフォーム「eCROS」は,実績のあるシングルコアでのシステムの信頼性をマルチコアシステムに展開しながらも,逆にマルチコアでの最新技術をシングルコアにフィードバックさせているそうで,採用事例を交えた紹介がされています。なお,昨今は異なるシステムを統合するケースが増えてきており,相互のメモリ破壊を防止するためにシステムレベルで保護する仕組みが必要です。こういったニーズを受けて開発されたシステム保護機能「eT-Kernel Multi-Core Edition Memory Partitioing」などの最新機能なども紹介されています。

写真12 eCROSのデモや採用事例

写真12 eCROSのデモや採用事例

アドバンスド・データ・コントロールズ

アドバンスド・データ・コントロールズ(ADaC)では,プログラミングからデバッグまで,一連のソフトウェア開発における各作業フェーズを,統一されたGUIで効率よくサポートする統合開発環境「MULTI」が大きく紹介されていました。今年末にはv5.0にバージョンアップされそうです。また,RTOSの「INTEGRITY-178B」が商用OSとして初めてのコモン・クライテリア「EAL6+」⁠セキュリティでは最高レベル)を取得したことが,緊急発表されていました。

写真13 統合開発環境「MULTI」

写真13 統合開発環境「MULTI」

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