ET2008(組込み総合技術展)Photoレポート

ET2008(組込み総合技術展)Photoレポート(初日)

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アーム

アームでは,ローエンドからハイエンドまで幅広く対応する開発ツールについて聞きました。

「RealViewマイクロコントローラ開発キット」はARM7/9,Cortex-M1/M3を搭載したMCUデバイスに対応する統合開発環境で,ローエンドで低消費電力のシステムに対応されます。

写真14 RealViewマイクロコントローラ開発キットの画面

写真14 RealViewマイクロコントローラ開発キットの画面

逆にハイエンドなシステムには,⁠RealView Development Suite v4.0 Professional」がさきほどの横並びに展示されています。これは,ARMプロセッサ搭載デバイスの能力を最大限に引き出すツールで,従来のv3.1からRealView Profilerのよりパフォーマンス向上やメモリサイズ低減など多くの変更点があるそうです。Eclipse 3.3のプラグインとして実装され,関数の実行サイクル数や命令レベルのカバレッジ情報の表示など,長時間のプロファイリングが可能になっています。

写真15 RealView Profiler 2.0の画面

写真15 RealView Profiler 2.0の画面

東陽テクニカ

東陽テクニカのブースでは,ソースコード解析ツールのほかに,ソフトウェアの構造を可視化する「Imagix 4D」が展示されていました。これはリバースエンジニアリングの支援ツールとして位置付けているそうです。複雑なソフトウェアの構造的な問題を見つけることができ,さらに構造図やクロスリファレンス図などさまざまな視点で見ることができます。リバースした構造図の中のシンボルをクリックすることにより,連動したエディタ内のソースコードと関連付けられるので,不具合調査や改造などの生産性を向上できます。さらに個々の関数内におけるコードのフロー(構造やロジック)を可視化し,開発者が容易に理解/把握できるようになります。

写真16 Imagix 4D

写真16 Imagix 4D

アフレル

ロボットキットを活用した教育開発販売と研修サービスを行うアフレルでは,これまではレゴマインドスームの「CRX」⁠8ビット)を使用していましたが,来年度より新たに「NXT」⁠32ビット)を用いた教育カリキュラムを同社オリジナルで開発し,提供するそうです。実際にロボットを活用することで,開発工程全体を体験でき,UMLの表記やモデリング開発を通して,開発成果と研修成果が見える化できるそうです。

写真17 レゴマインドストームNXT

写真17 レゴマインドストームNXT

ヴァスダック義塾

技術者支援・教育支援パビリオンでは,⁠組込み研修あります」というノボリが目にとまりました。これは,豆蔵イーソルエンベックスヴァスダック義塾が共同で立てていました。その中のヴァスダック義塾は,組込み専門スクールの技塾を立ち上げています。組込み関連技術は多岐に渡るため,法人会員と協力し合う環境を作ることで,この問題点を解消するという新しい構想だそうです。技術者の育成というと,これまでは各社で閉じた世界でしたが,横展開で広がっていくような話を聞くことができました。これには,技術者の求人サイトサービスを提供するソラリックもサポートするようです。

写真18 技術者支援・教育支援パビリオン

写真18 技術者支援・教育支援パビリオン

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