台湾で開催された「PyCon APAC 2014」参加レポート

#2 PyCon APAC2日目の模様,運営者へのインタビュー

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ディナー

寺田です。台湾でのPyConでは恒例となっている,クロージング後のスタッフディナーに参加してきました。参加者は,現地のスタッフや講演者及び海外からのゲストたちでした。特に形式張ったディナーではなく,カフェテリアでビュッフェスタイルで行われました。日本からも8名ほど参加しました。

最初に,座長のWen-Chang "Tim" Hsu氏から「スタート」の号令があり,参加者がテーブルから立上り食事を取りに行き各々食事を楽しみました。一部のメンバーのみビールを飲んでいましたが,個別に購入したものということを聞き,私も思わず台湾ビールを頼みました。約2時間,自由に食事したり,会話をして流れ解散となりました。

私は,韓国から来ていたPyConメンバーとじっくり話をしたいと考えていたので,今年開催を予定しているPyCon KRについて,状況を聞いたり,具体的な案の相談をしました。先日正式に今年の8月30日にソウルでPyCon KRが開催されることになりました。

他には,5年来のつき合いになる台湾のPloneユーザグループのリーダであり,PyCon APACのスタッフでもあるTsungWei Hu氏と近況報告をお互いにしました。

いろいろな友達が作れたり,海外から参加しても楽しく過ごせるようなこの会に参加できたことは非常に良かったと思います。

カフェテリア(左)とディナーの様子(右)

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PyCon APAC 2014の運営者へのインタビュー

関根です。スタッフディナーの時にカフェテリアの外でPyCon TaiwanのChairperson(座長)であるWen-Chang "Tim" Hsu氏に時間をとっていただき,私と寺田さんでインタビューを行いました。

インタビューに答えるWen-Chang "Tim" Hsu氏

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参加者とその内訳を教えていただけますか。

全体で650名ほどの方が参加してくれました。9割が台湾からの参加者で,残りの1割が海外からの参加者でした。マレーシア,シンガポール,インドネシア,フィリピン,日本,韓国,カナダ,アメリカなどの国々から参加していただけました。

今回からFLTが始まりましたが,FLTの感触はいかがでしたか。

FLTについては特にアテンドはせず,こちらでは準備だけを行いました。LTは少し長いと感じており,短い方が良いと考えました。

SciPyのような科学技術関連のセッションがたくさんありましたが,運営側として働きかけはしましたか。

科学技術関連には強さ,ポテンシャルがあり,そういう技術者の方に新しいきっかけを与えたいと思いました。科学には強さがあり,産業としてお金を稼ぐこともできます。科学とコンピューティングが合流することは,とてもエキサイティングです。

今回からチェアマン(座長)になりました。とても大変だと思いますが,なぜチェアマン(座長)になると決心しましたか。

とてもシンプルです。Pythonはとても素晴らしく,私はコミュニティがより良く成長することを望んでいます。さらにコミュニティに貢献できるのなら,それは私にとっても良い機会だと思いました。

最後に日本のPythonistaへメッセージをお願いします。

Pythonのコミュニティはとてもに素晴らしく,また日々コミュニティも成長しています。台湾のPythonistaはとてもクールですが,日本のPythonistaもまたクールです。

どうもありがとうございました。

お忙しい中,貴重なお時間を頂いてインタビューに回答していただきました。英語でのインタビューということで,質問をうまく伝えることができず,だいぶご迷惑をおかけしましが,本当に丁寧に回答していただき感謝しています。

記念撮影。Wen-Chang "Tim" Hsu氏(右)と関根(左)

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日本からのスポンサーシップ

今回は日本から 株式会社HDE が,MongoDB,Googleと並ぶゴールドスポンサーとして,CTOの小椋氏以下4名で参加しブースを出展していました。同社は企業向けのクラウド型セキュリティサービス「HDE One」を提供する会社ですが,その大部分はPythonで書かれており,グローバル人材を採用する一環でスポンサーとして手を挙げたそうです。⁠ブースに来る台湾人Pythonista達が,英語に加えて日本語も堪能なのに大変驚き,良い感触を得た」とのことです。

同社では奇しくもMongoDBもハードユースしているそうで,一同,MongoDBの著名な非同期ライブラリ「motor」の作者A. Jesse Jiryu Davis氏のセッションに大興奮していたほか,セッションの合間合間に出てくる大量のおやつに感激していました。

HDEの皆さん

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PyCon JP 2014のお知らせ

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最後に宣伝です。執筆者もスタッフとして参加している PyCon JP 2014が9月中旬に東京で開催されます。開催概要は次の通りです。

PyCon JP 2014 概要

チュートリアル

2014年9月12日(金)

カンファレンス

2014年9月13日(土⁠⁠,14日(日)

開発スプリント

2014年9月15日(月・祝)

テーマ

Pythonで再発見 / Rediscover with Python

会場

東京国際交流館プラザ平成

参加者数

500名(予定)

現在, 演題の募集(Call for Proposals)をしています。トークセッションの募集締め切りは6月20日です。みなさんからの応募をお待ちしています。

PyCon JP 2014の参加チケットはconnpassにて発売中です! 参加者・発表者のみなさんが楽しく有意義な時間を過ごすことができるように,スタッフ全員で準備を進めています。

では,PyCon JP 2014でお会いしましょう!!

著者プロフィール

宵勇樹(よいゆうき)

PyCon JP 2012お手伝い。PyCon TW 2013でもレポート執筆。

業務は大規模データ処理環境の構築運用や見える化ツールの運用など。Pythonは主にTwitter Botを作るのに使用。機械学習にも興味があり,PRML勉強会,R,Web Mining系の勉強会を主催,参加。

Twitter:@showyou


関根裕紀(せきねひろのり)

複数のスタートアップにて,さまざまなWebアプリケーション開発に携わったあと,アライドアーキテクツ(株)に入社。業務では主にWebサービスの開発全般を担当している。5,6年ほど前にPythonを使用して以来,Pythonが好き。PyCon JP 2015 副座長(プログラム),また月に一度の勉強会である「Pythonもくもく会」を主催している。

Twitter:@checkpoint


寺田学(てらだまなぶ)

一般社団法人PyCon JP代表理事

昨年(2013年)日本で開催されたPyCon APACの座長。他には(株)CMSコミュニケーションズ代表,Zope/Ploneの専門家として,大学系・公共系などのCMSコンサルティングや構築を手がけている。Ploneコアコミッターとして,Plone4の日本語検索部分を担当した。その他にもオープンソース各種プロダクトを公開している。また、国内ではPlone Users Group Japanにて中心的に活動を行っている。共著書に、『Plone 4 Book』(Talpa-Tech Inc.),『10日でおぼえる Python 入門教室』(翔泳社),『FFmpegで作る動画共有サイト』(毎日コミュニケーションズ)他がある。

Twitter:@terapyon