YAPC::Asia Tokyo 2010スペシャルレポート

1日目レポート[随時更新]

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Lightning Talks

初日のLTを紹介します。

西林拓志さん「学生PHPプログラマーがPerlな会社に就職した!」

Perlを使ってみての感想のLTでした。実際に使ってみるまではいい印象を抱いていなかったそうですが,実際に使ってみると柔軟で楽しい言語だったということです。今では自作のモジュールも公開しているそうです。

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Fumiko Kuranoさん「Inside webcast of Gozan-no-Okuribi in Kyoto⁠

京都送り火の中継の舞台裏について,解説されていました。システム全体のうち中継システムがPerlで書かれており,PerlMagickや,Net::SFTP::Foreinなどのモジュールが利用されているのが印象的でした。中継後もTwitterの分析等を行うそうです。

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Yappoさん「Happy AnySan Hacking⁠

今年はtsudaさんのコスプレで現れたYappoさん。AnySanというメッセージングフレームワークを紹介して下さいました。実装を意識することなくメッセージングを実現できるのが特徴で,dan_the_botというTwitterとIRCの双方で小飼弾さんの名言を呟くbotのデモを実演していました。

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Naoki Tomitaさん「OFPM⁠

朝から会場を沸かせていた忍者の正体は,伊賀流手裏剣打選手権大会に参加して忍者ファンになったTomitaさんでした。Tomitaさんが2008年まで運営していた「今日のCPANモジュール」が書籍化されるそうで,そのための統計情報を集めた http://ofpm.koneta.org/ を立ち上げたというお話でした。

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Kamipoさん「MySQLのPluginいろいろ⁠

MySQLのUDF,STORAGE_ENGINE,FTPARSER,DAEMON,INFORMATIONと5種類あるプラグインの,それぞれのオススメを紹介するというLTでした。mycachedやSpiderなどといったようなプラグインが挙げられ,最終的にはKamipoさんが自作したプラグインのデモを行う予定でしたが,時間切れとなりました。

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issmさん「⁠⁠名古屋でPerlをゆるく語る会」をはじめました⁠

ロールプレイングゲーム風の画面でプレゼンしたissmさんは,Nagoya.pmの前身(となるかもしれない)ゆるく語る会について紹介をしていました。パスタを食べたりポケモンの話をしたりと,文字通りゆるく集まるのが特徴です。近場の方はぜひ参加されてみてはいかがでしょうか。

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吉川 毅さん「RubyプログラマがPHP大規模開発の会社に入って⁠

CTOの代わりに登壇することになったと語る吉川さん。図説で非常にわかりやすく壇上での心境を説明して下さいました。SinatraやPSGIにインスパイアを受けてPHPでViciousとPhackと名付けたモジュールを作ったとのことですが,残念ながら途中で時間切れとなりました。

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bayashiさん「YAPC::EU 2010 Reports⁠

ヨーロッパ最大のYAPCに参加されたbayashiさん。質疑応答の活発さと,食べ物の充実さが印象的だったとお話されていました。その中で「Larryさん一家のプレゼンがYouTubeで公開されているが,必聴」だとおっしゃっていましたので,筆者もぜひ見てみたいと思います。

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峰松 浩樹さん「基幹システムがperlでどうしてこうなった⁠

汎用機を2013年までになくすという無謀な計画を実施することになった峰松さん。JCLはPerlで自動変換し,MySQLへの接続にもPerlを使うことにしたそうです。最終的にはApache>mod_php>OpenOBOL>perl>MySQLと跨ぐことになったシステムに,会場も拍手喝采の盛り上がりでした。

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zentoooさん「Test::QUnit - QUnit test via prove⁠

ブラウザでのテストは面倒くさいけど,CUIでのテストではブラウザの非互換な部分はテストできないと語るzentooさん。最終的に辿り着いたのは,CUIからブラウザでテストを叩くということでした。そのためのTest::QUnitというモジュールを自作されたそうです。

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Karen Pauleyさん「10 Things to Do with a conference T-shirt⁠

YAPCに20回以上出ていると語るPauleyさん。出席するたびに手に入るTシャツは女性のPauleyさんには巨大過ぎて着こなせず,これを有効活用するためのノウハウを紹介しておられました。はさみでセクシーな衣装に仕立て直したり編み直してタオルに変えたりといった次々と紹介される本格的な手法に,会場からは盛大な拍手が巻き起こっていました。

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Yoshinori TAKESAKOさん「all your base16 are belong to us.⁠

一日目の大トリを飾ったのはTAKESAKOさん。PythonではUnicodeの「emoji」も含めて1000文字以上がソースコードに使えるのを多過ぎると一蹴。ASCII記号10文字だけを使った目視のできるバイナリプログラムの手法を紹介し,トリに相応しいますます磨きのかかった"TAKESAKOワールド"を展開していました。

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懇親会

1日目のプログラム終了後,懇親会が催されました。皆さん,歓談を楽しまれていたようです。

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※ブラッシュアップする前にあったメモ書きの一部は,a geek born in Tomakomaiへ移しました。

著者プロフィール

本間雅洋(ほんままさひろ)

北海道苫小牧市出身のプログラマー。好きな言語はPerlやPython,Java,Objective-C,Haskellなど。在学中には数学を専攻しており,余暇の楽しみは圏論や論理学を学ぶこと。現在はオンライン不動産株式会社にて自社システムの開発に従事している。

共訳書に「実用Git」(オライリー・ジャパン)、共著書に「FFmpegで作る動画共有サイト」(毎日コミュニケーションズ)がある。

blog:http://d.hatena.ne.jp/hiratara/


臼井洋文(うすいひろふみ)

WEBアプリケーションエンジニア。京都府京都市出身。仕事ではPerlでサーバサイドプログラムを書きつつ,Objective-CでiPhoneアプリケーションの開発を行っている。最近の興味は統計,機械学習など。

twitter:usuihiro
blog:http://d.hatena.ne.jp/usuihiro1978/