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「ユーザエクスペリエンス」最前線 アドビシステムズ社主催の開発者向け一大イベント「Adobe MAX 2007」開催[前編]

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底知れぬAIRへの期待! 完成度の高まったFlex!

その後,開発者に向けた製品動向の話題へと徐々に移る。次世代テクノロジーの代表格として注目度の高い「AIR⁠⁠Adobe Integrated Runtime⁠⁠。AIRはOSをラップするランタイムを提供することで,Webアプリケーション開発の技術を,OSやブラウザに依存しないデスクトップアプリケーション開発へ活用するを可能にするプラットフォームである。講演ではAIRの持つ可能性と題しクロスプラットフォーム対応,統合されたレンダリングといった技術概要のほか,AOLやeBay,SAPなどの事例,AIR Developer Derbyというコンペティションについてなど,さまざまな角度から紹介された。

続いて,開発者の方々には要注目のRIA開発のコアである「Flex」が登場。FlexとはRIA開発のフレームワーク/開発環境で,FlashベースでFlash Playerの持つ優位な点をそのまま引き継げることから同社の開発分野の戦略の中核に位置付けられている。すでにエンタープライズ分野では実績を積んでおり,今回の発表ではプロファイラやデータの視覚化,Flex Framework Cachingなどでの技術的な期待に応えた形となった。次段階に向けて開発コアのFlexは,すでに準備が調いつつあることが印象付けられた。

Adobe Labsにアクセス!

そして,Flex関連のニュースとしては,開発中の最新技術情報の提供されているAdobe Labs⁠前身Macromedia Labs)で,Flex 3ベータ版が公開されたと本イベントで発表されたことで,開発者のFlexへの注目と期待がさらに高まったようだ。なお,Adobe LabsではほかにもAIRのベータ版,DreamweaverのAIRエクステンション,FlashオーサリングのAIRエクステンションも提供されているとのこと。

Adobe Labsでは,Flex 3ベータ版などを提供中

Adobe Labsでは,Flex 3ベータ版などを提供中

Adobe Developer Connection

加えて,情報収集に役立てたいのがAdobe Developer Connectionは,SNS(Social Network Service)やフォーラムが用意された開発者のためのポータルサイト(英語,無償⁠⁠。ドキュメントやチュートリアルなどのコンテンツ,開発者・デザイナ間のコミュニティ機能が充実し,開発者へ向けた情報提供でも重要な役割を果たす場になるとのことなので,ぜひ活用したいところ。

以上,第一弾の基調講演で,さまざまなデモンストレーションを通じた参加者の期待が十分に高まったようだ。続く,翌日の基調講演第二弾には,エンタープライズ寄りのサーバサイドソリューションや初登場となる製品・サービスについての発表が控えている。

アドビシステムズ
URLhttp://www.adobe.com/jp/
Adobe MAX 2007
URLhttp://www.adobemax2007.com/