レポート

Tokyo Cloud Developers Meetup #02レポート

この記事を読むのに必要な時間:およそ 2 分

Wicket+AppEngine

矢野勉さん(Java/Wicket)

画像

JavaのフレームワークであるWicketをAppEngineで使うための方法を紹介しました。

GAE上で動かすときのはまりポイントやWicketの認証とUserServiceを合わせて利用する方法など,既存フレームワークを動かすのもそれほど大変ではない印象でした。

GAE/Jの利点として,今まではJavaが動くレンタルサーバなどがあまりなく,海外のサーバを有償で借りるなどとしていましたが,GAE/Jの登場により,ほぼ無料で使えるようになったのでJavaプログラマには朗報だとのことです。

Slim3

ひがやすをさん(Java/Slim3)

画像

Slim3の紹介をしました。

Slim3の最大のポイントとして以下の3点を挙げてました。

  • TDDサポート
  • TypeSafeQuery
  • HotReloading

TypeSafeQueryのデモではJDOをそのまま使用するとTypeSafeではないので,リファクタリングなどに弱いのですがSlim3のTypeSafeQueryを使用すると解消さていました。

また,HotReloadingのデモでは開発環境ではサーバの再起動無しに変更が見事に反映されていました。

さらに,Slim3ならではの強みは?という質問に「他のフレームワークの場合,提供されている機能がGAEで動くかは実際に試してみないとわからいが,Slim3はGAEで動く機能を作っている。GAEでは使用できない機能は一切なく,最適化されてるからおすすめ!!」とのことでした。

GAE/JでRails

安藤靖さん(Ruby on Rails)

GAE/Jの「J」はJavaではなくJVMだとの主張からGAE/JでRails動かすお話しを実際に作成したサイトのデモを動かして説明していました。

JRubyで動かしてるのですが,動くようになるための準備が色々めんどくさいので簡単に動くようにしていました。Rails2.3から公開されたRails Application Templateを使用してGAE用の処理を自動で生成出来るようにしています。

大変なところとして,全部いっぺんに入れちゃってるのでバージョンの管理が大変な事を上ていました。また,Railsを使う利点は?という問いには「純粋にRailsが好きで使えるから」という答でした。

Quercus/PHP on GAE/J

小泉守義さん(PHP)

画像

こちらはJVMで動くPHPの実装であるQuercusを使うデモでした。Quercusの新しいバージョンではもうGAEに正式対応したのですが, 文字コードまわりが大変なのと,PHPのアプリケーションはファイルアクセスするものが多いのでそこの対応が必要のようです。現在VFSを使用してラッパを作っていてgithubに公開していました。

最後に

今回はGAEのお話しがメインでしたがGoogleのエンジニアも多数参加しており,BigTableの内部実装の話しも聞けるなど大変濃い内容でした。またJavaが動くことによりJVM上で動くスクリプト言語を動かせるため,多種多様な言語の発表もありました。

GAEには制限も多いのですがGAE/P,GAE/J両方で専用のフレームワークが出てきているなど,今後一層盛り上がることが予測できるイベントだったと思います。

著者プロフィール

庄司嘉織(しょうじよしおり)

株式会社ドワンゴ研究開発部勤務。java-ja主催。

基本はJavaやったりPythonやったり色々な言語の勉強したりするのが好きですが,最近はペアプロ&TDDによっていかにチームとして力を発揮できるかに夢中。

email:yoshiori@gmail.com

Twitter: http://twitter.com/yoshiori