最新組込みプラットフォームのすべて
第2回組込みプレスセミナーは、
IT技術ジャーナリストである風穴江氏をモデレータに迎え、4人の参加者がそれぞれのプラットフォームに対する熱い想いを語ります。
IT技術ジャーナリスト 風穴江氏
それぞれのプラットフォーム代表者がバックグラウンドを披露
トークセッションは、パネリストとして参加した4名の自己紹介から始まりました。T-Kernel代表として出席したイーソル エンベデッドプロダクツ事業部 マーケティング部 部長の金子健氏は、
左:イーソル エンベデッドプロダクツ事業部
マーケティング部 部長 金子健氏
右:アックス 代表取締役社長 竹岡尚三氏
「Androidがおもしろい」
左:OESF代表理事 三浦雅孝氏
右:マイクロソフト OEM統括本部 OEMエンベデッド本部
シニアマーケティングマネージャ 松岡正人氏
Linuxは幅広く “普通に” 使われている
その後風穴氏より、組込みデバイスを取り巻く現状について解説がありました。その中でWiMAXの人口カバー率の向上や100Mbps以上の下り方向の帯域幅が実現されるLTEについて触れ、さまざまな組込みデバイスがネットワークに接続されるようになるのではないかと語ります。また、多様化するニーズに応えるため、デバイスが細分化していることを指摘し、それを支えるのはプラットフォームを含めたソフトウェアのテクノロジーであると述べました。
その後、各プラットフォームの最新動向の紹介が続きます。組込み用途向けWindowsプラットフォームについては、松岡氏が10月2日にWindows CE 6.
T-Kernelについては、T-Kernel/
Linuxをベースに、携帯電話のOSとして利用するために必要な機能が拡張されているAndroidは、現在最新の開発ブランチとしてCupcake、そしてDonutが公開されています。三浦氏によれば、開発ブランチの名称の1文字目はアルファベット順に進み、さらにお菓子系の名前になっているとのことで、Donutの次はE-cleaになるとのこと。また、OESFで進められている、情報家電や車載機器のための機能をAndroidに追加・
Linuxについては、ブルーレイプレーヤーや地上波デジタルテレビなど、幅広く
エンジニアの目線とビジネスの目線の両方が必要
最後に
竹岡氏は
「標準化と差別化。2つを間違えないでほしい」
松岡氏はマイクロソフトが提供しているのは部品であると語り、その部品が使えるかどうかの判断をする際に、基準とするべきものは標準化されたものであるかどうかだと語ります。さらに部品
松岡氏の話を受け、最後に風穴氏が