レポート

「Plone Conference 2012」参加レポート(後編)

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参加者インタビュー

パーティーとディナータイムを利用して15人の参加者に今回のPlone Conferenceに関するインタビューをすることができました。

どこから来ましたか?

国籍はドイツ,アメリカ,イギリス,フィンランド,ハンガリー,メキシコ,タイ,オーストラリア。回答者の多くはヨーロッパの方で,中でも開催地の隣国であるドイツの方が多かったようです。アメリカから来た方は全員がカリフォルニア州の出身でした。

Plone Conferenceは何回目の参加ですか?

10回中5回以上参加されている方が多いのでリピーターが多いようです。少数ながら1,2回目の新人さんもいました。

Ploneの使用歴は何年ですか?

ベテラン勢の方が非常に多くほとんどの方が8年以上使用しているそうです。中でもPloneの最初のバージョンから知っているという強者もいました。

今回のカンファレンスで一番良かったセッションはどれですか?

皆さん自分の興味のある分野に近いものを選ぶ傾向があり,結果はばらけました。しかしながら,その中でもPaul RoelandさんのIS THAT A PLONE IN YOUR POCKET...?が良かったと回答した方が3人いました。新しい技術の紹介もさることながらトークの内容が面白かったそうです。セッション以外にもオープンスペースやスプリントなど開発を目的に来た方も多くいました。

なぜPloneを使いますか?
  • Ploneは最高のCMSだよ。
  • ユーザビリティーが高いしコミュニティーの存在が素晴らしい。
  • セキュリティーと独自のユーザ管理システム,検索とワークフローがあるのも魅力。
  • 多言語サイトを構築するのに優れている。
  • 高度なシステムなのにインストールが簡単。
  • クライアントが必要としている。
  • オープンソースだからみんなでPloneを開発して修正できる。
  • 独自でフレームワークを開発していたが,お金がかかり過ぎる問題があった。この問題を解決してくれたのがPloneだった。
  • 10年間使用してものすごい良いシステムであることがわかった。フレキシブルだし,インターネットとイントラに対してこれ以上に対応できるものはない。

インタビューに回答いただいた皆様ありがとうございました。

Alec Mirchell, Matt Hamilton, David Siedband, Armin Stross-Radschinski, Steave McMachon, Mikko Ohtamaa, Gildardo Bautista, Balazs Ree, Hanno Schlichting, Christian Ledermann, Andi Zeidler, Maik Roder, TAYA, Dylan Jay, Virginia Choy.

主催者インタビュー

そして今回,主催者の1人であるFour DigitsのMarrten Klingさんにインタビューすることができました。彼の話によると今回のイベントスタッフは15人全員アーネムの在住で,自分たちが使用するPloneのイベントを是非ともこの場所で開催したかったそうです。開催にあたり準備も大変だったらしく,特にスポンサー集めや会計処理にとても苦労したそうです。

また彼から「日本でもPlone Conferenceやらないの?」と逆質問があり,⁠日本ではPloneを利用している人が少ないし,イベントスタッフが集まるどうか…」と答えたら,⁠私達も初めての経験だったし,ブラジルの次に開催してくれよ」と言われました。今のところ日本での開催予定はありませんが,数年後にはカンファレンスが開催できるぐらいPloneがメジャーなものになっていればいいなと思います。

Marrten Klingさんにインタビュー

Marrten Klingさんにインタビュー

Sprint

Plone Conferenceの翌日からはSprintが始まります。Sprintでは数名のリーダーがPloneに関するプロジェクトを企画して,各自興味のあるプロジェクトに集まりその課題について検討,開発するものです。

各プロジェクトの進行はさまざまです。輪を作り議論しているところもあれば,隣に居る人と相談や雑談をしながら開発している人もいました。夕方に各プロジェクトリーダーによる成果発表会がありましたが,一部の人は夜までスプリントを続けたそうです。

Sprintの初日ですが,私たちは次の日に帰国するので最後にお世話になった方々にお別れの挨拶をしてまわりました。その時に「日本でPlone Conferenceを開催してね!」と本当に多くの方から言われ嬉しく思いました。そして「次はブラジルで会いましょう」の言葉に「OK」と頷き,会場を後にしました。

Sprintの様子

Sprintの様子

最後に

私は今回初めて海外のカンファレンスに参加しました。日本ではPloneに関してここまで細かな最新情報を一度に入手できるイベントはないため,とても勉強になりました。特にこれからPlone本体に実装されるDexterityやDecoに魅力を感じました。これらの機能を生かしたPloneサイトの構築をしていきたいです。

また,セッションを聞く以外にもディナーやパーティーなど英語でコミュニケーションする場面が多かったので,こちらの勉強にも力を入れていきたいです。そして,1年後ブラジルで開催されるPlone Conference 2013に参加したいと思います。

著者プロフィール

間中宏修(まなかひろのぶ)

1985年生まれ。理系大学院を卒業後,Web業界に進みPloneを使ったWebサイトの構築にあたる。個人では,オフィシャルからプライベートまで音楽系のWebプロジェクトを企画している。趣味は音楽の鑑賞とピアノの演奏,またライブ遠征が転じて旅行にも興味を持つ。プロフィールの写真はお気に入りの場所サンフランシスコのハイドストリート。