レポート

第2回を迎えた「察知人間コンテスト」~最終選考&授賞式レポート~

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乗っ取りカメラ

最後に登場したのは,秋山裕志氏の「乗っ取りカメラ」です。この秋山氏,実は「モアイどこ置く?」のプレゼンを行った秋山氏の旦那さんなのです。秋山氏は,⁠察知人間コンテスト」という名称から「何を察知するか」を考えた結果,人の感覚は目に見えないものだから,それを察知できたらおもしろいのではないかと思いついたと言います。その発想から生まれたのが本アプリで,このアプリをインストールしている人同士でカメラ映像を「乗っ取り合う」ことが可能になります。

秋山裕志氏

秋山裕志氏

具体的には,ほかの人が持つデバイスのカメラ映像を自分のデバイスの画面に表示することができます。またその際には,自分のカメラ映像も別の人のデバイスに表示されます。アプリには「ARモード」「乗っ取りモード」の2つのモードがあります。まずはARモードで周囲をカメラで見ると,⁠セカイカメラ」のようにアイコンが表示されます。このアイコンが「乗っ取りカメラ」をインストールしたデバイスであり,アイコンはそのカメラの映像になっています。AR表示されたアイコンをタップすることで乗っ取りモードへ移行,自分のデバイスにそのデバイスの映像が表示されます。

別のユーザーとカメラを乗っ取り合う

別のユーザーとカメラを乗っ取り合う

2つのモードを用意

2つのモードを用意

デモでは,Macをサーバとしてネットワーク環境を構築,川田氏が持つiPhoneと,奥様の持つiPadを秋山氏のデバイスに表示,実際にカメラを乗っ取る様子を再現しました。このデモには会場がどよめきました。秋山氏は本アプリの利用例として,不特定多数によるリアルタイム映像のシェアはもちろん,特定のコミュニティでの利用も提案しました。たとえばライブイベントで活用すれば,いろいろな角度からステージを見ることができます。

デモの様子

デモの様子

また,スポーツ観戦でも見やすい角度から試合を観戦できるほか,屋内で複数の競技が行われる場合にも活用できます。さらに,本アプリを鬼ごっこ,かくれんぼ,サバイバルゲームなどに導入することで,敵側の視界を察知して隠れながら移動したり,風景から場所を割り出すことも可能になります。乗っ取り先からさらに連続して乗っ取って行くこともできるので,いかに遠くまで行けるかというのも楽しそうです。逆に,50メートル以内にあるデバイスだけを認識するなどの活用法もあると秋山氏は今後の展開について語りました。