レポート

PyCon China 2013 上海 参加レポート

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いよいよスタート

定刻になり主催者のリーダーであるSting Chenさんの掛け声でPyConが始まりました。発表のほとんどは中国語での発表で,私は中国語ができないため理解できたことはかなり少ないのですが,どのような話があったのかを紹介します。

Leoの作者からのビデオレター

はじめに外国のゲストからのビデオレターとして,非常に独特な世界観を持つPython製エディターとして知られるLeoの作者であるEdward K. Reamさんからのビデオレターが上映されました。LeoはEmacsのような自己拡張型のソフトウェアで約13年前からPythonで開発されているものです。私はLeoを使ったことはないのですが,Leoの独特な考え方に触れるために試してみるのは面白そうだなと感じました。

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基調講演 DAEのシステム設計

キーノートは中国の大手SNSであるDouban(豆瓣)でCTOをされているHung Qiangningさんによる自社のシステム基盤であるDAEの紹介でした。DAEは自社製のPython用プライベートPaaSとのことで,この基盤を427つのアプリケーションで利用しているそうです。この基盤では様々なオープンソースソフトウェアを利用しており,将来的にはDAEをオープンソースにするかもしれないということも話していました。

基調講演 Celery分散設計

次のキーノートはGlow IncのCTOである叶剑烨さんのCeleryの紹介でした。CeleryはPythonで書かれたオープンソースの非同期タスクキューで仕事を複数のスレッドやマシンに割り振るために使われます。Glowは健康管理用のスマートフォンアプリケーションを作っている企業でユーザーへのプッシュ通知のためにCeleryを使っているそうです。

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お昼休み

ここで午前の部は終了。お昼には参加者全員に無料でミネラルウォーターとサブウェイのサンドイッチが配られました。発表者には休憩室が用意されましたので,私はそこで他の発表者の方々と少しだけ話しをしたりしました。大ホール入口ではたくさんの参加者たちが立ち話をしたりして盛り上がっていました。

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午後にも大ホールで発表は続くのですが,同時に別室ではCodelabという名前でOpenERPとOpenStackのチュートリアルが開かれ,参加者が自分のパソコンを持ち込んで講師と一緒に実際にコードを書いてアプリケーションを書いたり,ソフトウェアを動かすことを体験できました。

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著者プロフィール

田原悠西(たはらゆうせい)

オープンソースERPのERP5開発者の一人。自由ソフトウェアが好き。