レポート

ヤフーvsクラスメソッド「iOS 炎の7番勝負」イベントレポート【前編】

この記事を読むのに必要な時間:およそ 5 分

第4回戦 テーマ:デザイン

  • 先攻:ヤフー 佐藤さん
  • 題名:アプリエンジニアのデザインに対するこころがまえの話

佐藤さんはYahoo!メッセンジャーやYahoo!ショッピングといったヤフーが初期段階でリリースしたアプリ開発に携わっておられます。現在は子育て家族アプリKazoc(カゾック)を担当。

ヤフー 佐藤さん

ヤフー 佐藤さん

ヤフーの事例を元にエンジニアの役割がWebとアプリで変わってきているというお話からスタートしました。Web時代にはUIの実装を担当するロールが存在しましたが,アプリの時代には通常UIの実装のみを行うというロールはありません。これはWebでいうところの「UIがHTMLでロジックがPHP」といったような技術的な境界がアプリには存在しないからではないでしょうか? こういった点からアプリエンジニアはUIの実装にも責任をもつことになります。

その上で,アプリエンジニアがデザイナーと仕事をしていくにあたって,どういったこころがまえが必要かというお話です。

1pxにこだわりを持とう
「動けばいいじゃん」と考えるエンジニアも少なからずいます。そうなると,デザイナーは大量の修正依頼を投げるか,諦めてしまうことに。デザイナーの要求に対して細部にまで応える姿勢が重要です。
積極的に提案していこう
アプリ開発の経験が浅いデザイナーが多いのが実状です。デザイナーはアプリで何ができるかを知らないかもしれません。
コミュニケーションが大事
当然のことですが,デザイナーとの密なコミュニケーションが大事です。

【発表資料】アプリエンジニアのデザインに対するこころがまえの話(ヤフー:佐藤)

  • 後攻:クラスメソッド 平屋さん
  • 題名:アプリデザインはじめの一歩

クラスメソッド入社1年目のiOSエンジニア。学生時代からアプリ開発を行う。エンジニアとデザイナーがより良く開発できるように日々努めているそうです。

「ユーザに満足してもらえるアプリをつくりたい」という静かな情熱を感じさせるスタートとなりました。

クラスメソッド 平屋さん

クラスメソッド 平屋さん

iPhoneが使われる状況はさまざまです。

  • 気が散りやすい環境
  • 1回の使用に割く時間が短い
  • 操作が中断されることがある

ユーザの満足度を向上させるためには,アプリが使用される「状況」を見越したデザインが必要です。アプリのデザインは効率の良いものであるべき,では効率の良いデザインをどのようにつくるのか? といった内容のお話です。

対象となる作業を絞りこむ,特定の場面に焦点をあわせるといった方法をピックアップし,シナリオを作ることで効率の良いアプリデザインを行う方法を紹介されました。

【発表資料】アプリデザインはじめの一歩(クラスメソッド:平屋)

第4回戦 結果発表

得票数は次の通りとなりました。

チームヤフークラスメソッド
登壇者佐藤平屋
得票数1590310398

画像

デザインをテーマに戦った4回戦はヤフーの佐藤さんに軍配が上がりました。デザインとひと口にいってもUIデザインのお話とアプリデザインのお話が聞けて,少しお得なセッションでした。

休憩タイム

4戦が終わったところで前半戦終了ということで休憩タイムに入りました。この時点での勝敗は2対2の同点。後半戦の勝敗がますます楽しみになります。

休憩時間の様子

休憩時間の様子


なお,今回のイベントに登壇したクラスメソッドの平井さん,諏訪さん,平屋さんも執筆に参加している『iOSアプリエンジニア養成読本』が3月20日に発売されます。よろしければぜひ手にとってご覧になってみてください。

Software Design plus シリーズ
iOSアプリエンジニア養成読本[クリエイティブな開発のための技術力/デザイン力/マインドを養う!]
  • 髙橋 俊光,諏訪 悠紀,湯村 翼,平屋 真吾,平井 祐樹
  • 1,980円/B5判/144 ページ
  • 3月20日発売予定

著者プロフィール

横山雄大(よこやまゆうだい)

クラスメソッド株式会社 アプリケーションエンジニア

建築出身の右脳コーディングプログラマ。UI/UXデザインをしている時が幸せ。ストレスフリーなアプリケーションデザインがモットー。