レポート

世界コスプレサミット公認アプリが決定! ~急きょ2本が最優秀賞に~

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最終プレゼン開始!
トップバッターは初のハードウェア採用アプリ

最終プレゼンのトップバッターは,ウィンクルの「vinclu match」です。ウィンクルでは,もともと「vinclu」というアクセサリと連動したアプリを提供していました。スマホに専用のアクセサリをセットすることで,光を操作したりネットと接続して音楽に合わせて発光させたり,遠くからコントロールして発光させられるという,光を使ったエンターテインメントアプリです。これをWCS向けにカスタマイズしたといいます。

そのコンセプトは「"好き"でつながるすれ違い通信アプリ⁠⁠。あらかじめアプリに好きな趣味やキャラを登録しておくと,同じ嗜好の人とすれ違うと光り,話しかけるきっかけにできるというものです。趣味を選んでスタートするだけという2ステップの簡単操作であることも特長。早速デモも行われました。

トップバッターは「ウィンクル」

トップバッターは「ウィンクル」

レイヤーじゃなくても「誰かと仲良くなりたいと思っているけど,話しかけるのは苦手という,僕のような人」を対象にして作成したと言います。WCSのような,同じ趣味の人がたくさん近くにいるはずだけど,話しかけていいのか,話が合うのかわからない場面で,共通の"好き"を可視化することで話しかけるきっかけを作れるのではないかと思ったそうです。今回はプロトタイプですが,画面デザインのカスタマイズや,vincluのオリジナルデザインにも対応していきたいとのこと。自撮り写真機能やTwitterID変換も実装可能だといいます。なお,vincluは「相思鳥」の意味だそうです。

審査員からは,⁠先頭バッターだけど感動した。趣味を細かく設定できるようにしないと,9通りだとWCSでは光りっぱなしになってしまうよね」⁠小栗さん⁠⁠,⁠コスプレイヤーには,⁠一般の人には写真を撮られたくない』ときや,逆に『ガンガン取って欲しい』というときもあります。そういった,言いたいけど言えないことが選択肢にあったらいいと思います」⁠万鯉子さん)などの意見が出ました。

同じ趣味を設定した人と近づくと「vinclu」が光ります

同じ趣味を設定した人と近づくと「vinclu」が光ります

コスプレイヤーとイベント主催者をつなぐ「COSPITALITY」

続いてのプレゼンは,Team Anipipoの「COSPITALITY」です。普段はAnipipoというオンライン上で資金調達をするクラウドファンディングサイトをやっているといいます。コスプレの魅力のひとつに「楽しい気分になれること」を挙げ,また日本はイベントに恵まれた国であり,コスプレする機会も多いのですが,海外のコスプレイヤーさんは日本に比べてコスプレを披露する場所が少ないとしました。純粋にコスプレしたい,楽しみたい,周りの人を喜ばせたいといった思いを実現させる機会を増やし,アニメ,マンガ,キャラクターを応援したいという気持ちをサポートするために,⁠COSPITALITY」を考えたといいます。

「COSPITALITY」を紹介するTeam Anipipo

「COSPITALITY」を紹介するTeam Anipipo

具体的には,コスプレイヤーとイベント企画者をマッチングするサービスです。WCSのような大規模なイベントだけでなく,たとえば子供の誕生日会にコスプレイヤーさんを呼びたい,撮影会やりたいけどコスプレイヤーさんが集まらない。逆にコスプレイヤーさんが撮影会したいといったニーズに対し,双方をマッチングします。

コスプレイヤーは,空いている日の登録や,参加したいイベントをリストから選択します。イベント企画者は,イベントの日時や人数,場所の登録や,参加希望を送ってきたコスプレイヤーに対し承認を行います。システムとして,コスプレイヤーは使用料金は不要で,イベント企画者は手数料を手数料5~10%支払います。さらに,評価システムなどによって健全なサービスを運営していきます。

コスプレイヤーとイベント企画者をマッチングするサービス

コスプレイヤーとイベント企画者をマッチングするサービス

審査員からは,⁠こういったサービスのニーズは非常にあると思う。もっと具体的な画面遷移や仕組みを知りたい」⁠吉永さん⁠⁠,⁠出演料という形態だと二次著作権利用などややこしいところに踏み込んでいくことになる。そのあたりの配慮などが必要になると思う」⁠小栗さん)などの意見が出ました。

アドベンチャーゲームのような写真を手軽に作成する「コスプレAVGカメラ」

3番目は,Nanto Appsの「コスプレAVGカメラ」です。Nanto Appsは,世の中に「なんと」と思わせるアプリを作っていこうと2名で結成したチームですが,まだ潜伏中とのこと。今回エントリーしたアプリは「コスプレAVGカメラ」という,アドベンチャーゲームのワンシーンのような写真を簡単に撮影できるアプリです。プレイヤーの決め台詞や,言って欲しいセリフを設定して,写真に収めることができます。また逆に,セリフに合わせたポーズをしてもらって撮影するという楽しみ方もできます。

「コスプレAVGカメラ」を紹介するNanto Appsさん

「コスプレAVGカメラ」を紹介するNanto Appsさん

設定で自分とヒロインの名前を入力しておくことで写真に反映され,撮影モードには「ランダム」「フリー」などが用意されていて,ランダムではタップするごとに150個のセリフからランダムでセリフが表示されます。フリーでは,自分でセリフを作成することができます。あとは撮影するだけ。BGMやSEも付きます。撮影した画像は「Gallery」で確認でき,⁠共有」でTwitterやFacebookに簡単投稿できます。

このアプリを使うことで,コスプレ撮影の新しい楽しみ方ができます。また,撮影した写真を使って自分でアドベンチャーゲームを作ることもできるでしょう。さらに,WCSなので英語対応もしたといいます。今回はAndroidで応募しましたが,iPhoneアプリ化も予定しているとのことでした。

アドベンチャーゲームのワンシーンのような写真を簡単に撮影できる

アドベンチャーゲームのワンシーンのような写真を簡単に撮影できる

審査員からは,⁠ほかにもいろいろできそうなアプリだと感じた。あとは文字の表示だけでなく,しゃべってくれると嬉しい。あとは,私はよく迷子になるので,⁠いまここにいるから助けに来て』とかセリフを工夫すれば便利だと思いました」⁠万鯉子さん⁠⁠。⁠アイデアとしては素晴らしいと思った。でも,コスプレイヤーが全く知らない方に写真を撮られて,このアプリで写真を撮られて,予期しないセリフを組み込まれてネットにアップされることが心配。そこも対応できたら最高です」⁠FRANさん)などの意見が出ました。