レポート

エンタープライズからエンドユーザまで取り込む求心力―「Dell EMC Forum 2017 Tokyo」基調講演レポート

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トランスフォーメーションのプロセス

どうやって職場の変革をするかそういう具体的な事例が話題になってきています。

IoTや機械学習を使ってそれを現実化しようとしています。デジタルトランスフォーメーションの4つの道のりです写真8⁠。すべての企業がこの変革の旅の途中にあると思います。デジタルトランスフォーメーションは,データを使い,現実化し,活用する,クラウド化していくことにあります。どこでも接続できることです。4つの道のりがすべて重要です。

写真8 トランスフォーメーションのプロセス(デジタル,IT,ワークフォース,セキュリティ)

写真8 トランスフォーメーションのプロセス(デジタル,IT,ワークフォース,セキュリティ)

具体的な製品の話はこの場でしませんが,すべてのサービスや製品について,IoTから生まれるデータの量というのは,この数年の間にできたものと比べ,桁違いに大きいものです。これまでは石油や石炭が産業を支えてきましたが,データがビジネスをより価値を高めるための燃料になるのです。よりたくさんのデータが産業を生み出す力になります写真9⁠。

写真9 ビジネスのトランスフォーメーション

写真9 ビジネスのトランスフォーメーション

IoTやマシンラーニングを利用したアプリケーションを俊敏にクラウド上に作り上げていく,リアルタイムで分析していきます。今はコンピューティングリソースが分散化される時代になっています。たとえば自律運転型の自動車があるとします。運転中に路上で鹿が飛び出てきます。その時にクラウドにデータを送って分析していると時間が足りません。リアルタイムでエッジ側で分析する力が必要です。いわゆる分散型で,コアになる処理は最終的にこういうデータはクラウドで処理します。ここから学習をしてよりよいアルゴリズムを作り,フィードバックして好循環を生み出します。機械学習などの処理の結果,そこで学んだものをアジャイルにユーザに提供するということです。1日→時間→分→秒でアップデートして提供するのがデジタルトランスフォーメーションです写真10⁠。

写真10 トランスフォーメーションの最新化

写真10 トランスフォーメーションの最新化

そこでデータセンターもモダナイズ(最新化)しなければなりません,最新のテクノロジーとアーキテクチャで構築します。オーケストレーションで稼働し,セルフサービスができるものにします。モダンデータセンターはフラッシュベースです。処理速度が必要だからです。ハイパーコンバージドインフラ(Hyper-Converged Infrastructure)は,数分でサービスが提供できることが求められています。でも先進的なインフラだけではダメです。パブリックラウドのようなユーザが利用できる凡例としてカタログがあり,いつでもどこでも提供できて,オーケーストレーションも可能なAPI駆動型である必要があります。

管理は最適化が重要です。仮想だけなくレガシーもクラウドで動かすコンテナが重要です。これはPivotalが発表しました。コンテナベースのサービスの自動化です。オペレーションのやり方を改革しないと俊敏性が高まりません。マイクロサービスベースで新しいオペレーションを作り上げます写真11⁠。

アプリケーションは,既存のものとクラウドネイティブがあります。仮想マシンでもコンテナでもいいのですが,ポリシーベースでのインフラの提供があります。これが重要です。これら3つすべてをやらねばなりせん。

写真11 アプリケーション,インフラストラクチャー,運用モデルのトランスフォーメーション

写真11 アプリケーション,インフラストラクチャー,運用モデルのトランスフォーメーション