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エンジニアフレンドリーシティ福岡フェスティバル イベントレポート~リモートワーク,AR,DX……2020年の重要トピックが福岡に集結した2日間

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2日目:エンジニアフレンドリーシティ福岡アワード表彰式,DX,リモートワークとセキュリティ

技術者を取り巻く環境の充実に貢献したコミュニティ・企業を表彰

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2日目は,エンジニアフレンドリーシティ福岡アワード表彰式からスタート。エントリした福岡のコミュニティ,企業のなかでも一際,福岡のエンジニアがいきいきと活動できる環境や場所づくりに貢献した4団体5企業が受賞しました。

プレゼンターとして登壇した福岡市の高島宗一郎市長は「今年は,新型コロナウイルスの流行をはじめ,さまざまなことが起こった年でした。これからの時代の変革を担っていくのはエンジニアだと思っています。エンジニアカフェという場所を今後も活用し,ライバルの顔を見ながらお互いに切磋琢磨していただけたら」と述べました。

受賞コミュニティ,企業は以下の通り。

<コミュニティ部門>
  • Fukuoka.rb
  • LINE Developer Group Q-shu
  • 女子だらけの電子工作
  • FUKUOKA NIWAKA
<企業部門>
  • 株式会社ヌーラボ
  • 株式会社ヤマップ
  • 株式会社グルーヴノーツ
  • 株式会社オルターブース
  • GMOペパボ株式会社

詳細はEFCアワードWebサイトをご覧ください。

形だけのDX導入にしない,チーム開発とクラウドの使い方

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【登壇者】

小島淳氏(株式会社オルターブース 代表取締役CEO)
クラウドエンジニアとして複数の企業で勤務した後,2015年に株式会社オルターブースを設立。

「今しきりにDX推進,と叫ばれていますが皆さん本当にDXとはなにか分かっていますか?」と切り出した小島氏。少人数開発を行っている会社の代表であり,自身もクラウドエンジニアである経験を基に,チームの方針や開発の手法について語りました。

「DevOpsは開発担当者と運用担当者が連携する開発手法と言われていますが,本質は文化です。組織内の円滑なコミュニケーションやプロジェクトの目的,価値,情報が共有されていることが大事になります。」とアジャイル開発や,リーンソフトウェアの原則などを引用しながら説明。

また,⁠クラウドをどこまで使いこなせるかがDXを成功させる最大の焦点」と語り,戦略的な導入に有効なテンプレートを紹介。⁠DXはデジタル化,電子化の先にあります。開発は,一気にやるのではなくできるところからやる。そうして,継続的に改善していく文化を醸成していくことではじめてDXは成立するのです」と締めくくりました。

リモートワーク下でセキュリティをどう守るか

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【登壇者】

桑本謙介氏(トレンドマイクロ株式会社 Principal Solution Consultant)
長年セキュリティアセスメントサービスなどに従事し,2017年より現職。HPEのアーキテクチャー方法論やそれを通じた自社のIT変革事例の講演を多く行なっている。

2020年は,在宅勤務の企業が増え,ネットワークサービスの常識が変わらざるを得なくなったと言います。また,ここ10年のネットワーク犯罪を例に挙げた上で「性悪説でITを使わざるを得なくなってきている。どんな企業もネットワークのトラブルに巻き込まれる可能性があります」と語りました。

対応策について,⁠大事なのはすべてのアクセスは信用できないという前提で,すべてのリソースを保護すること。データソースとポリシーの管理は企業としては必須になります」とリモートワークが一般的になるであろうこれからの時代に求められるセキュリティ意識について説明しました。

著者プロフィール

立野由利子(たてのゆりこ)

東京でオウンドメディアやカルチャー誌の編集,ライターを経験後,2020年より福岡に拠点を移す。現在フリーで活動中。人物インタビューや店舗,イベント取材をメインに幅広いジャンルの執筆,編集などを行っています。

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2021年

  • エンジニアフレンドリーシティ福岡フェスティバル イベントレポート~リモートワーク,AR,DX……2020年の重要トピックが福岡に集結した2日間

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