FreeBSD Daily Topics

2008年9月10日iPod USB接続時の注意事項、SCIMが動作不全に陥った場合の対処方法、Python 2.5脆弱性対策他

heads-up

iPod Bomb

Amarokなどを使ってiPodの音楽やポッドキャストを管理している場合、iPodをFreeBSDにUSB接続するときの操作に気をつけてください。iPodの電源が落ちておりかつロックが有効になっている場合、高い確率でFreeBSD USBスタック経由でファイルシステムの動作がロックされ、USB接続を引き抜く段階でシステムが再起動するようになります。

iPodを接続する場合はiPodを起動した状態で演奏を止めておき、それからUSB接続するようにしてみてください。以前はこの方法でもiPod USB接続を切るとエラーメッセージがコンソールに流れ続けるという問題がありましたが、この問題は最近の8-CURRENTでは発生しないようになりました(iPodのファームウェアが関係している可能性もありますが未確認⁠⁠。

SCIM Bomb

iPodの接続手順誤りでシステムが不正に再起動されてしまったり、電源が落ちたりなんらかの原因で不正にシステムが再起動された場合などの後で、SCIMの動作負荷が異様に高くなり日本語入力ができなくなることがあります。

いくつかの原因がありますが、SCIM Anthyを使っている場合はAnthyの~/.anthy/last-record2_default.utf8ファイルが壊れているためにファイルの読み込みが継続して実施され動作しなくなっていることがあります。

辞書登録に未練がない場合は~/.anthy/を削除すれば動作するようになります。手動で修復する場合、~/.anthy/last-record2_default.utf8ファイルの最後の行を削除するか、他の行を参考にして最後の行を適切なフォーマットに修正してみてください。

ports

www/helma

WebアプリケーションフレームワークHelmaのportが新しくPorts Collectionへ追加されました。

mail/enma

SPFやSender IDを使って送信者が信頼できるかどうかを判定するプログラムENMAのportが新しくPorts Colltectionへ追加されました。

security-advisory

lang/python25

Python 2.5系のportが更新されました。どうアップグレードによってコアモジュールに存在していた整数オーバーフロー脆弱性が修正されています。整数オーバーフローが発生すると暗号化ダイジェストの結果が信頼できないものになる可能性がある他、バッファオーバーフローやメモリ改変の発生を誘発する可能性があります。Python 2.5系を使っている場合にはこの最新版へアップグレードしてください。

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