FreeBSD Daily Topics

2009年6月2日≪注目≫Jails in jailsが可能に - Hierarchical Jails登場、≪注目≫NFSコードの置き換えとNFS4導入、NetBSD 3.x系サポート終了ほか

heads-up

Hierarchical Jails

current - 開発ブランチであるHEADにHierarchical Jailsの機能が追加されました。これまでJailの中で新しくJailを作成することはできませんでしたが、この変更でJailの中でさらにJail を作成することが可能になります。子Jailは親Jailよりも強く制限されることになります。アクセスにはMIB風のドット区切り文字列を使います。

物理システムに関する情報を持つのはPrison0になり、Prison0のルートディレクトリはrootvnodeと同じということになります。 Prison0のホスト名はグローバルなホスト名と同じで、セキュリティレベルもグローバルなセキュリティレベルと同じになります。

NFS code replacing

Rick Macklem氏によるFreeBSD NFSコードの置き換えとNFS4サーバコードの追加がおこなわれています。このままいけば、FreeBSD 8.0にはRick Macklem氏がマージした新しいNFSサーバ/クライアントコードが入るとともに、FreeSBDがNFS4サーバとして動作するようになります。

Rick Macklem氏はもともとFreeBSD NFSを実装した人物です。NFSにかなり精通しており、FreeBSD NFSまわりのコードを担当する適任者といえます。NFSのコードに手を入れるには、このあたりのコードをの全容を把握している必要があるため、うかつに手をいれられないところがありました。Rick Macklem氏がふたたびアクティブに活動できるようになったことは注目に値します。

links

YippieMove switches from VMware to FreeBSD Jails

Virtual Failure: YippieMove switches from VMware to FreeBSD JailsにおいてメールトランスファーサービスであるYippieMoveがサーバをFreeBSD on VMware ServerからFreeBSD Jailへと変更した経緯と、その結果が紹介されています。FreeBSD Jailに置き換えることでより軽量な環境を実現できたようです。

Hide other users processes information

FreeBSD Prevent Users From Seeing Information About Processes Owned by Other Usersにおいて、FreeBSDで自分以外のユーザのプロセス情報を表示できないようにするための設定が紹介されています。文中では/etc/rc.confファイルに設定が追加されていますが、これは/etc/sysctl.confファイルの間違いではないかとみられます。

Cheap USB printers and FreeBSD

Cheap USB printers and FreeBSDにおいてFreeBSDでUSB接続のプリンタを使うためのセットアップ方法が紹介されています。

NetBSD 3.x End of Life

End of life for 3.xにおいて、NetBSD 5.0が登場したことを受けてNetBSD 3.xのサポートが終了になると報告されています。

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