FreeBSD Daily Topics

2010年1月12日Softupdatesジャーナル機能のテスト呼びかけ

src

Call for Test: Softupdates Journaling(SUJ)

current - Jeff Roberson氏がHelp test softupdates journaling(SUJ)においてSoftupdates Journaling(SUJ)の試験を呼びかけています。SUJはUFS/Softupdatesに最小限のジャーナリング機能を追加することでfsckの時間を大幅に短縮するものです。ファイルシステムには変更を加えずに動作するため、従来の信頼性はそのままにクラッシュが発生したケースでの復旧時間を大幅に短縮する技術として注目されます。いつマージされるのかにもよりますがSUJは8.1や8.2、または9.0での目玉機能のひとつになると見られます。

SUJを試験するには最近の9-CURRENTに対してhttp://people.freebsd.org/~jeff/suj.diffのパッチを適用して、少なくともlibufs、fsck_ffs、tunefsを再構築する必要があります。試験するにはSoftupdates機能と無効にするとともに、バックグラウンドfsckも/etc/rc.confに「background_fsck="NO"」と追加して無効にする必要があります。その後で「tunefs -j enable /dev/{device}」のようにしてSUJを有効にします。

試験はSUJが有効になったシステムを用意した状態でシステムをクラッシュさせ、再起動してfsckすることで実施します。fsx、fsstress、stress2の試験をパスしたことは確認したと説明があります。Softupdates機能と無効化とSUJの有効化はシングルユーザモードで起動した状態で実施した方がいいと説明があるほか、クラッシュダンプ機能を有効にしておくこと、より多くの情報を得るためにINVARIANTSとWITNESSのカーネルオプションも有効にしておいた方がよいとアドバイスがあります。

SUJを試験するための方法はHelp test softupdates journaling(SUJ)にまとまっていますので、試験する場合には同ブログの内容をよく読んで作業してください。

ports

Call for Test: Qt 4.6.0

The FreeBSD KDE teamからQt 4.6.0をテストして欲しいというアナウンスが発表されています。テストするための方法は2つ提供されています。svn coとしてarea51リポジトリを取得してからhttp://area51.pcbsd.org/trunk/area51/Tools/scripts/にあるqtmergeスクリプトを使ってマージするか、http://people.freebsd.org/~makc/patches/qt460.patch.bz2で提供されているパッチを適用してビルドします。

既知の問題としてqt4-designerがすでにインストールされていると、Qt 4.6.0版のqt4-designerのビルドが失敗すると説明があります。先にqt4-designerをアンインストールしてからアップグレードを実施してほしいと説明されています。

おすすめ記事

記事・ニュース一覧