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2010年5月14日 2010Q1報告(ネットワークスタック):TCP/UDPコネクショングループ開発中

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heads-up

2010Q1 FreeBSD Status Reportが公開されました。報告されている中から,とくにネットワークサブシステムに関する話題を簡単に紹介します。

[TCP/UDP connection groups] tcbinfoおよびudbinfoのロックおよびキャッシュラインコンテンションを削減するためのプロジェクトが進んでいることが報告されています。このプロジェクトではコネクションをグループに関連付けるためのコネクショングループテーブルを追加するという取り組みです。グループごとにCPUコアへの割り当てなどが実施されることになります。今のところ次の開発が完了していると報告報告されています。

  • CPUごとのクラッシュダンプ解析を向上させるためのダイナミックCPU別ストレージ(DPCPU)をハンドルする機能をlibkvmへ追加
  • 実行中のカーネルやクラッシュダンプにおいてnetisr DPCPUキューをモニタする機能をnetstatへ追加
  • TCPおよびUDPで使われる新しいinpcbgroupアブストラクションの追加
  • 4タプルバインディングに基づいたグループごしの分散TCPおよびUDP接続の実現
  • ワイルドカードソケットバインディングに対するすべてのグループをまたぐメンバーシップレプリケート
  • 新しいTCP/UDPコネクションとバインディングレグレッションテストの作成

マルチコアシステムにおけるネットワークスタックの性能向上につながると見られます。この開発はJuniper Networksのスポンサーのもとで実施されており,FreeBSD 9.0で登場する予定です。いくつかの機能については8.0-STABLEへもバックマージされると説明があります。

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