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2011年6月14日 FreeBSD TCP輻輳制御プロジェクト完了 - CURRENTはすでにマージ,8.3を目処に8系へマージ

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2011Q1 FreeBSD Status Reportが公開されました。報告されている中から興味深い話題を紹介します。

Five New TCP Congestion Control Algorithms for FreeBSD

current - 新しく5つのTCP輻輳制御アルゴリズムをFreeBSDに追加するプロジェクトが完成したことが報告されています。今回のプロジェクトの成果物はすでにFreeBSD 9-CURRENTにマージされています。マージされたコードは次のとおりです。

  • モジュラ型輻輳制御フレームワーク
  • カーネルヘルパーフレームワーク(Khelp)
  • ヘルパーフックフレームワーク(Hhook)
  • TCPスタックとKhelp/Hhookの基本的な統合
  • エンハンスラウンドトリップタイム(Enhanced Round Trip Time; ERTT)Khelpモジュール
  • NewReno,CUBIC,H-TCP,Vegas,Hamilton-Delay,CAIA-Hamilton-Delayのモジュール実装

関連マニュアルはcc(4),cc_newreno(4),cc_cubic(4),cc_htcp(4),cc_vegas(4),cc_hd(4),cc_chd(4),h_ertt(4),cc(9),khelp(9),hhook(9)となります。

新しい実装を使うことでどの程度の性能差があるかは論文Evaluating the FreeBSD 9.x Modular Congestion Control Framework⁠s Performance Impact (PDF)にまとまっています。8系へはFreeBSD 8.3-RELEASEまでを目処にマージを実施したいと説明があります。

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