FreeBSD Daily Topics

2012年11月13日ARM Cortex-A8コアプロダクト2製品、ファウンデーションが移植支援

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New Funded Project: Porting Efika

FreeBSD Foundationは、Aleksandr Rybalko氏に対してFreeBSDをEFIKA MX SmartbookおよびEfika MX Smarttopへ移植するプロジェクトを支援すると発表しました。

図1 EFIKA MX Smartbook(製品サイトより抜粋)
図1 EFIKA MX Smartbook(製品サイトより抜粋)
図1 EFIKA MX Smarttop(製品サイトより抜粋)
図1 EFIKA MX Smarttop(製品サイトより抜粋)

どちらのプロダクトもARM Cortex-A8 SoCを採用しています。移植プロジェクトが成功した場合、ARM Cortex-A8を採用した他のプロダクトへFreeBSDの移植を実施しやすくなります。

FreeBSDはここ数年、特にARMプロセッサを採用したプロダクトへの対応を進めています。日本のプロダクトであればOpenBlocks A6でFreeBSDが動作します。同世代のプロセッサを採用したプロダクトでは少々の対応でFreeBSDを利用できるケースが多いようです。

こうしたプロダクトはFreeBSDを使って特定の用途での使用を目的とした製品のベースとして利用しやすいという特徴があります。インストールやシステム構築にはPCとは異なる知識が必要ですが、一旦ブートさえできればさまざまなことを実施できます。このあたりの組み込み機器における対応状況やインストール方法、システムのセットアップ方法などは先日実施された第12回FreeBSD勉強会で詳しい説明がありました。

次回の第13回 FreeBSD勉強会では、ZFSにフォーカスして、主にどのようにチューニングすればよいかを紹介します。ZFSのチューニングは実施しても意味がなかったり、逆効果になることがあります。どのパラメータがどのような意味を持ち、どのようにモニタリングしながらパラメータのチューニングを実施すればよいかをわかりやすく紹介します。まだ参加枠は空いていますので、ぜひとも早めのご参加をご検討ください。

第13回gihyo.jp FreeBSD勉強会
http://atnd.org/events/33453

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