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2013年4月24日FreeBSD 8.4-RC2登場、ZFSハングの問題修正

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FreeBSD 8.4-RC2 Now Available

FreeBSD 8.4-RC2が発表されました。amd64版、i386版、pc98版が公開されています。RC1に存在したUDP関連のバグとZFS関連のバグが修正されています。

UDPサービスが高負荷になった場合システムがクラッシュする問題がありましたが、RC2ではこの問題が修正されています。また、シャットダウン時「All buffers synced」のメッセージが出力されるタイミングでシステムハングを引き起こすバグがZFSにありましたが、この問題も解決しています。

ZFSのバグはFreeBSD 10-CURRENTではすでに解決しています。9-STABLEや8-STABLEにも修正が適用されています。これまでシステムを再起動するタイミングで不可解なフリーズやシステムハングを経験したことがあり、かつ、ZFSを使用している場合、この問題に該当していた可能性があります。それぞれ8系や9系を採用している場合には、今後リリースされる最新版へアップグレードするか、STALBEの最新版への更新でこの問題に対処できます。

当初の予定では4月21日にRC2のリリースが予定されていました。RC2のアナウンスは22日付けで出ていますので、ほぼオンタイムでリリースされたことになります。このまま問題がなければ当初の予定通り5月5日あたりに8.4-RELEASEが登場するものとみられます。

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