FreeBSD Daily Topics

2014年4月3日Ports Collection、2014Q2ブランチ提供開始

ports

Ports Collection 2014Q2 branched available

Ports Collectionの最新安定ブランチとなる「Ports 2014Q2」が公開されました。2014年1月に初のPorts Collectionブランチとなる「Ports 2014Q1」が公開されましたので、これが2つ目のブランチとなります。

  • svn://svn.freebsd.org/ports/branches/2014Q1
  • svn://svn.freebsd.org/ports/branches/2014Q2

FreeBSDプロジェクトはこれまでPorts Collectionに対してブランチを提供してきませんでした。1月から開始されたこの新しい試みは、四半期ごとにその時のPorts Collectionからブランチを作成し、安定版ブランチとして使われます。サポート期間は3ヶ月です。セキュリティ修正とバグ修正のみが適用されるブランチで、ソフトウェアのアップデートではなく安定した運用のみをしたい場合に適したブランチです。

2014Q2安定版ブランチから提供されるPorts CollectionからはFreeBSD 10 amd64/i386およびFreeBSD 9 amd64/i386版のパッケージがビルドされ提供されます。ほかのパッケージと同様、パッケージは週に1回ビルドされ提供されます。

Ports管理チームからのアナウンスはPorts 2014Q2 branchedなどで確認できます。

告知

FreeBSD勉強会 IN 京都 Vol.1

2014年4月11日(金)に京都、アックスさまの会議室においてFreeBSD勉強会 IN 京都 Vol.1 ~新世代のFreeBSDについて知ろう~を開催します。参加申し込みはこちらから。会場のサイズに限りがありますので、参加申し込みはお早めにお願いいたします。

先日、次世代メジャーアップグレードバージョン「FreeBSD 10.0-RELEASE」が登場しました。10.0-RELEASEではいくつ大きな変更があるほか、これまで望まれてきたさまざまな機能が追加されています。10で導入される新機能や大きな変更点などを取り上げ、新しい機能をどのように扱ったらよいのか、変更に関してどのように対処すればよいのかを詳しく解説します。Linuxを扱っている方にもぜひご参加いただきたい発表会です。

  • 次世代パッケージ管理システムpkg(8)
  • 次世代ハイパーバイザ/仮想環境基盤 BHyVe
  • BINDをベースシステムから廃止/UnboundとLDNSの導入と活用方法
  • GCCをベースシステムから廃止/LLVM Clangの導入
  • Amazon EC2デフォルト対応/Microsoft Hyper-Vデフォルト対応
  • ZFS機能強化(LZ4とその効果、L2ARC圧縮による性能向上、NOP Write最適化、SSD対応、今後の開発方針など)
  • オンラインでファイルシステムを拡張できるUFS growfs(8)
  • 新しいカーネルレベルiSCSIターゲット/イニシエータ
  • ファイアウォールpf(4)マルチコア対応
  • ファイアウォールipfw(8)機能強化マルチコア/メニーコアで性能向上 Unmapped VMIOバッファ
  • 高速ネットワーク通信機能NetMap
開催日時2014年4月11日(金)19:00~21:30(18:30開場)
場所京都市中京区烏丸通二条上ル蒔絵屋町280番地 インターワンプレイス京都8F 株式会社アックス京都本社
地下鉄烏丸線「丸太町駅」7番出口より南へ徒歩3分
参加申込http://atnd.org/events/49215

発表のあとはその場で簡単な懇親会を開きます。軽いつまみとアルコール類は用意しますが、お好きなお酒の持ち込みも大歓迎です。

第28回 FreeBSD勉強会

2014年4月18日(金)に東京、KDDIウェブコミュニケーションズさまの会議室において第28回 FreeBSD勉強会 ~数千台のFreeBSD Jailホストを管理する技術、実務実践からのテクニック~を開催します。参加申し込みはこちらから。会場のサイズに限りがありますので、参加申し込みはお早めにお願いいたします。

講師として株式会社デジタルファームの取締役最高技術責任者である浅川倫之氏にご登壇いただき、これまで実務で培ってきた1,000台といった規模のFreeBSD Jailホストを管理する方法についてご教授いただきます。

FreeBSD Jailは費用対効果の高い機能のひとつですが、システム構築から運用までそれなりのスキルやテクニックが必要になる機能でもあります。こうした機能を実際にシステム開発および運用している技術者の視点から、リアルに使える技術をご解説いただきます。FreeBSDでサーバを運用しているすべての方にお薦めの勉強会です。

発表のあとはその場で簡単な懇親会を開きます。軽いつまみとアルコール類は用意しますが、お好きなお酒の持ち込みも大歓迎です。

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