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2009年12月2日 Ubuntu,Fedora,openSUSE…メジャーディストロの次期ロードマップが続々公開

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秋の新リリースラッシュも一段落し,やや落ち着いた感を取り戻したかのように見えるLinuxコミュニティだが,メジャーなディストリビューション開発部隊はすでに次のリリースに向けての活動を始めている。先日,三大人気ディストロであるUbuntu,Fedora,openSUSEの次期ロードマップが出揃ったので,これを紹介したい。

Ubuntu 10.04

3年ぶりのLTSバージョンになるUbuntu 10.04のコードネームは"Lucid Lynx"。コアラからヤマネコにバトンタッチした。開発リーダーのMark Shuttleworth氏は,次バージョンが"クリア(lucid)"であることを強調している。

12月10日に予定されている最初のアルファ版を皮切りに,アルファ版を3回,ベータ版を2回リリースしたのちRC版を公開,その1週間後である4月27日に正式バージョンが公開される計画となっている。なお,待望のGNOME 3.0の実装は,GNOME側の開発の遅れにより,このバージョンでの実現は難しいと見られている。

Fedora 13

年に2,3回のアップグレードを行うFedoraの次のバージョンは13,コードネームはSegovia,Commodus,Buland Darwaza,Methodius,Plato,Watergateなどの候補が挙がっているが,現在のところ未定。今月5日ごろまでには決定する予定だ。

2010年2月9日にフィーチャーフリーズを行ったのち,2月16日にアルファ版をリリース,4月6日のベータ版を経て4月29日にRC版を出し,5月11日に正式リリースを予定している。ただし,FedoraはUbuntuに比べると,リリーススケジュールが後ろにずれ込むことが多いため,場合によっては6月以降になる可能性もある。

openSUSE

openSUSEの次期バージョンopenSUSE 11.3は,12月11日に最初のマイルストーン版をリリースし,計7回のマイルストーン版ののち,6月17日のRC1,7月1日のRC2を経て,7月15日に正式公開となる運びだ。

もっともopenSUSEの場合,UbuntuやFedoraと異なり,現バージョン(11.2)の知名度がそれほど高くないという悩みを抱えている。openSUSEのコミュニティマネージャであるJoe Brockmeier氏は,⁠11.3をより成功させるためにも,現バージョンである11.2のマーケティング活動を積極的に展開する必要がある。開発チームとマーケティングチームは互いに情報を共有しながら進めていかなければならない」としている。

著者プロフィール

階戸アキラ(かいとあきら)

起きてからまず海外ニュースサイトのハシゴをしないと1日を始められない海外ニュースウォッチャー。英語は英検準一級の資格を持ち,日本人と話すより英語圏の人のほうがウマが合う。

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