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2010年6月25日 SymbianではiPhoneに勝てない!? Nokia,Nシリーズの搭載OSをMeeGoに変更へ

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日本市場から撤退してしまったNokiaの携帯電話事業だが,同社はワールドワイドではいまも1位の携帯電話メーカである。もっとも,スマートフォン事業ではAppleやRIM(BlackBerryのメーカ)から完全に遅れを取ってしまい,苦しい戦いを強いられている。決算の数字も下方修正を余儀なくされている状態だ。

そんな苦境に立たされている中,Nokiaはひとつの大きな決断を下したようだ。NokiaのスポークスマンDoug Dawson氏がロイター通信に語ったところによると,同社のフラグシップ携帯「Nokia N-series」は,次の製品から搭載OSをSymbianからLinuxプラットフォームのMeeGoに変更するという。つまりは,今のN8モデルがSymbianを搭載した最後のNokiaスマートフォンになる。

この5月にバージョン1.0をリリースしたMeeGoは,組込みや車載コンピュータからネットブック,タッチ端末まで幅広くカバーするモバイルLinuxプラットフォームとして,開発者からもユーザからも注目度が高まっている。これと反比例するかのように,同じオープンソース,しかも同じNokiaが支援するプロダクトでありながら,Symbianへの関心は一向に高まる気配を見せない。Sony EricssonやSamsungと同様,Nokiaもローエンド端末では引き続きSymbianモデルをサポートするとしているが,もはやSymbianでは強豪ひしめくスマートフォン事業で勝てない,と踏んだようだ。

Nokiaがスマートフォン事業でもたついている間にAppleはiPhone 4をリリースし,Androidも各社から続々と魅力的な端末が続々と出始めた。またBlackBerryも固いシェアを守っている。MeeGoでどこまでこれらのライバルに迫ることができるのか,日本では手に入らないが,Linuxユーザは次のN-seriesには要注目である。

NokiaはMeeGoの前身であるOSのMaemoを搭載した「N900」という端末をすでに発売しているが,これはモバイル端末であってスマートフォンではない。ちなみにMeeGo v1.0はN900をサポートしているので,MeeGo v1.0で開発したアプリはN900でも動作する。

NokiaはMeeGoの前身であるOSのMaemoを搭載した「N900」という端末をすでに発売しているが,これはモバイル端末であってスマートフォンではない。ちなみにMeeGo v1.0はN900をサポートしているので,MeeGo v1.0で開発したアプリはN900でも動作する。

著者プロフィール

階戸アキラ(かいとあきら)

起きてからまず海外ニュースサイトのハシゴをしないと1日を始められない海外ニュースウォッチャー。英語は英検準一級の資格を持ち,日本人と話すより英語圏の人のほうがウマが合う。

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