Linux Daily Topics

2010年8月25日 "Laughlin"ことFedora 14のα版がようやく登場

この記事を読むのに必要な時間:およそ 0.5 分

予定されていたスケジュールよりやや遅れた感があるが,Fedoroaの次期リリース"Laughling"ことFedoroa 14のアルファ版が8月24日,公開された。デスクトップ仮想化,JPEGの高速圧縮,プログラミング言語Dのサポート,MeeGoとのコラボレーションによるネットブック対応強化など,意欲的な改良が随所に見られる。

Linuxカーネルには8月初旬にリリースされたばかりの2.6.35を採用,これにより複数のCPUにネットワークの負荷を分散させてスループット向上を図ったり,Btrfsで直接I/Oを行うDirect-IO,メモリの断片化を防ぐメカニズムなど,多くの先進的な機能がサポートされることになる。

KDEは4.5.0が搭載されている。

デスクトップ仮想化は,メインスポンサーのRed Hatが力を入れている分野のひとつで,同社は2008年に買収した技術「SPICE」をオープンソース化しており,Fedora 14でもSPICEを使ったデスクトップ仮想化が図られている。

JPEG圧縮技術は,これまでのlibjpegからlibjpg-turboに変更されている。これによりMMX/SSEプラットフォーム上では,圧縮/解凍時の速度が従来比で2倍以上に向上,非SSEマシンの場合は25%以上の向上を実現している。

開発環境に関しては新しくD言語をサポート,コンパイラとランタイムライブラリが同梱されている。その他,Python 2.7,Perl 5.12,Raukudo Star(Perl 6)⁠Erlang R14 といったプログラミング言語がアップデートされている。Java開発環境については,Eclipseは最近リリースされたばかりのHelios,NetBeansは6.9にそれぞれアップデートしている。

システム/セッションマネジメントはSysVinitにかわり,systemdが採用されている。また,ネットブック版についてはMeeGoと協力し,GNOMEベースのMeeGo UX 1.0をプラットフォームとして採用している。

Fedora 14の正式リリースは今年の11月の予定だ。

著者プロフィール

階戸アキラ(かいとあきら)

起きてからまず海外ニュースサイトのハシゴをしないと1日を始められない海外ニュースウォッチャー。英語は英検準一級の資格を持ち,日本人と話すより英語圏の人のほうがウマが合う。

コメント

コメントの記入