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2011年10月19日 Linuxカーネル3.1は来週登場!? とりあえずLinux 3.1-rc10が公開

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いつものカーネルリリースより開発が遅れているLinux 3.1。10月4日に公開されたrc9が最後のリリース候補版となると見られていたが,Linus Torvalds氏は10月17日,新たにLinux 3.1-rc10を公開した。Linus氏のLKMLへのポストによれば,同氏は10月23日~25日にかけてプラハで開催される「Linux Kernel Summit」の終了後に3.1を公開する予定らしい。

今回のリリースの遅延はKernel.orgのダウンが大きな影響を及ぼしている。何度かお伝えしたとおり,8月にトロイの木馬によるクラッキングの被害にあったKernel.orgは,1ヵ月以上に渡ってサイトをクローズ,すべてのサービスを停止していた。

この間,Linus氏はGitHubを利用してrcを公開していたが,⁠GitHubはあくまで暫定的な措置。3.1の正式公開も,3.2へのマージもKernel.orgで行う」と明言していた。Kernel.orgが復活したのは10月に入ってから,必然的にGitHubからのマージ作業などもそれ以降となり,開発に遅れが生じてしまったのは仕方のないところだろう。

Linus氏は当初,Linux 3.1をリリースしてから10月初旬に休暇を取ることを予定していたが,リリースが無理だとわかると,予定通り休暇を取っている。このバケーションも開発の遅延に若干影響しているが,さすがにその行為を咎めた者はいない。

いずれにせよめずらしく難産だったLinux 3.1公開が,これでようやく確実になったのは確かのようだ。

著者プロフィール

階戸アキラ(かいとあきら)

起きてからまず海外ニュースサイトのハシゴをしないと1日を始められない海外ニュースウォッチャー。英語は英検準一級の資格を持ち,日本人と話すより英語圏の人のほうがウマが合う。

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