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2012年1月20日Btrfsだけじゃない! Fedora 17で予定されている新機能

5月にリリース予定のFedoraの新バージョン"Beefy Miracle"ことFedora 17は、メジャーなディストリビューションとしては初めてBtrfsをデフォルトファイルシステムに採用すると発表し、ちょっとした話題になったことを記憶している方も多いだろう。だが、数あるディストロの中でも先進的な機能をいち早く搭載してきたFedoraだけあって、Beefy MiracleにはBtrfs以外にも数多くの機能強化が行われることになりそうだ。

Btrfs以外の大きな変更点としては

  • マルチタッチの向上
  • GNOME Shellでのソフトウェアレンダリング

などがすでに決まっていたが、1月9日に行われたFedoraプロジェクト幹部によるミーティング(FESCo)で新たに17の機能の追加が決定している。以下、その一部を挙げておこう。

  • Erland R15言語のサポート
  • デフォルトコンパイラにGCC 4.7
  • GHC(Glasgow Haskell Compiler)のアップデート
  • Gimp 2.8
  • デフォルトデスクトップ環境にGNOME 3.4
  • インド系言語のサポート強化の一環で「Lohit Unicode 6.0」をサポート
  • カーネルレベルでLIOターゲットサブシステム(iSCSI/FCoEサポート)を利用可能に
  • デフォルトPHPスタックにPHP 5.4
  • NoSQLデータベース「Riak」の追加
  • 仮想環境(KVM)向けの管理ツール「oVirt」のコンポーネントを統合

注目したいのはLIO(linux-iscsi.org)のカーネルレベルでの統合、そしておそらくビッグデータ対応をにらんでのNoSQLデータベースRiakの追加、そしてoVirtの統合だろう。これらの機能強化は今年の下半期にも開発がスタートすると思われるRHEL 7にも影響を与えそうだ。

2月にはFedora 17のアルファ版が登場する予定となっている。

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