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2016年10月11日 Fedora 24でXがクラッシュ!? 複数グラフィックアダプタ環境でのアップデートに注意

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Red HatでFedora Linux QA(Quality Assurance:品質保証)チームに所属するAdam Williamsonは10月4日,自身のブログにおいて「深刻なバグなのでPSA(Public Service Announcement)として報告するけど」という前置きで,Fedora 24のユーザに向けてXのクラッシュに関する注意を呼びかけている。

Williamsonによれば,複数のグラフィックアダプタ(IntelとAMD,IntelとNVIDIAなど)を使っている環境の場合,Xが実行中のままsystemd-udevパッケージのアップデート(DNFアップデート)を行うと,「systemd-udev-trigger.service」が再起動され,Xがクラッシュしてしまうとのこと。これはsystemd-udevパッケージをアップデートする際に,本来,古いパッケージがシステムから削除されたあとに実行されるスクリプトレット「%postun」が起動し,その内容通りにサービスを再起動してしまうことに起因する。

現時点でこのバグを回避する方法として,「オフラインアップデートのメカニズム,または仮想ターミナル(VT)を使ってFedoraをアップデートしてほしい」とWilliamsonは呼びかけている。また,現時点ではグラフィックアダプタが1つしかないシステムではこのバグは発生しないが,Williamsonは「似たような現象(ターミナルがクラッシュする,プロセスがkillされる,など)が発生する可能性もあるので,デスクトップ内からシステムアップデートをするのは避けたほうがいい」と警告している。なお,11月に正式公開予定のFedora 25では「Betaの段階でこのバグをフィックスした状態にしておきたい」(Williamson)としている。

著者プロフィール

階戸アキラ(かいとあきら)

起きてからまず海外ニュースサイトのハシゴをしないと1日を始められない海外ニュースウォッチャー。英語は英検準一級の資格を持ち,日本人と話すより英語圏の人のほうがウマが合う。

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