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2017年12月13日 モジュラー化はいったん白紙に…「Fedora 27 Server classic」がリリース

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Fedoraプロジェクトは12月11日(米国時間)⁠11月にリリースされた「Fedora 27」のサーバ版となる「Fedora 27 Server classic」をリリースしたことを明らかにした。Fedora 27はすでに「Workstation」「Atomic」の2エディションが正式リリース済みだが,サーバ版に関してはモジュラー化を図った「Fedora 27 Modular Server」のベータ版を出すにとどまっており,1ヵ月後である12月中旬に正式リリースするとアナウンスしていた。しかし結局,モジュラー化計画は"白紙"となり,前バージョンのFedora 26 Serverをアップデートしたエディション"classic"としてリリースすることで,これ以上の遅れを避けたとみられる。

Fedora 27 Server classic release after all ―and Modularity goes back to the drawing board -Fedora Nagazine

Fedora Serverのモジュラー化を担当していたワーキンググループは計画の立て直しとなり,引き続きモジュラー化の作業を続けるものの,基本的には従来のFedora Serverとは別のパッケージリポジトリとして開発される見通しだ。

ざっくりといえば"失敗"に終わった感のあるモジュラーサーバの取り組みだが,FedoraのプロジェクトリーダーであるMatthew Millerは「"First"であること,それはFedoraプロジェクトを支える重要なコアのひとつだ」と上記の「Fedora Magazine」でコメントしており,先進的な機能を実装していくことをミッションとしているFedoraにとって,たとえ直接的な成功にはつながらないにせよ,今回のようなステップは不可欠だったことを強調している。⁠いつもトライが成功していたら,Fedoraは十分に努力することをしなくなってしまう」というMillerの言葉が示す通り,今回の"失敗"がFedoraの次のイノベーションへのきっかけとなることが望まれる。

著者プロフィール

階戸アキラ(かいとあきら)

起きてからまず海外ニュースサイトのハシゴをしないと1日を始められない海外ニュースウォッチャー。英語は英検準一級の資格を持ち,日本人と話すより英語圏の人のほうがウマが合う。

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