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2018年3月1日Oracle、Linux 4.15をサポートした「VirtualBox 5.2.8」リリース

Oracleは2月27日(米国時間⁠⁠、オープンソースのクロスプラットフォーム仮想化ソフトウェア「Virtual Box」の最新アップデートである「VirtualBox 5.2.8」をリリースした。対応プラットフォームはLinux、macOS、Windowsで、いずれもすでにダウンロード可能となっている。

Changelog for VirtualBox 5.2
VirtualBox 5.2.8 | The ORACLE-BASE Blog

VirtualBox 5.2.8ではゲストOSにLinuxの最新カーネルであるLinux 4.15をサポートし、あわせて多くの関連モジュールもLinux 4.15に対応させている。LinuxをゲストOSにした場合、3Dをイネーブルにするとブラックスクリーンに陥るバグが報告されていたが、これも修正済みだ。

Windows関連のアップデートでは、ゲストOSのWindows上で特定のアプリケーションを動作中に共有フォルダを使用するとエラー(Incorrect Function)が発生するバグが修正されている。また、セキュリティ強化の一環として、使用中のアプリケーションやコンポーネントを更新する際、HTTPSによるダウンロードに自動で切り換えられる。

加えて、 FSGSBASE、PCID、INVPCIDといったCPU命令セットをゲスト用に新たにサポート、対応ハードウェアを拡大しているほか、サウンド、ストレージ、ネットワークなどでもいくつかのアップデートが実施されている。

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