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2018年3月14日Ubuntu、圧縮アルゴリズムzstdをサポートへ

UbuntuのコアデベロッパでDebianデベロッパでもあるJulian Andres Klodeは3月12日(世界共通時間⁠⁠、4月26日リリース予定の「Ubuntu 18.04 LTS(開発コード:Bionic Beaver⁠⁠」から、Facebookが開発した圧縮アルゴリズム「zstd(Zstandard⁠⁠」をdpkgおよびaptパッケージの圧縮に実装することを開発者向けメーリングリストで明らかにした。

zstd compression for packages - Julian Andres Klode

Klodeによれば、zstdは圧縮/解凍スピードが非常に速く処理することが可能になるという。圧縮率レベル19で開発中のUbuntu 18.04(amd64)でzstdを走らせたところ、パッケージの容量は約6%増えた(約5.6GB→約5.9GB)ものの、インストール時のスピードは10%アップ、さらに「eatmydataパッケージを含むなら最大で40%、ユーザタイムは一般的に見て60%は向上する」⁠Klode)と大きな効果が出ているとしている。

Ubuntu開発チームとCanonicalは、早ければ秋にリリースされる「Ubuntu 18.10」においてzstdをデフォルトの圧縮アルゴリズムとして採用する予定だ。

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