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2018年4月17日Linus、ついにLinux 5.0に言及 「そんなに意味はないけどね」

Linus Torvaldsは4月15日(米国時間⁠⁠、次期Linuxカーネル「Linux 4.17」の最初のリリース候補(RC)版となる「Linux 4.17-rc1」の公開をアナウンスした。この投稿でLinusは初めて「Linux 5.0」のリリースについて言及、そう遠くない時期にLinux 5.0が登場する可能性を示唆している。

Linux 4.17-rc1 : Linus Torvalds

LinusはLinux 4.17については「とくに大きなリリースとなる感じはない」と触れたのち、続けて「我々はこれまでに600万を超えるGitオブジェクトをマークしており、次のカーネルを"5.0"と呼ぶには十分な理由」とコメント、どうやらLinux 5.0の開発が遠くない時期に始まることは間違いないようだ。

もっとも具体的な時期に関しては「僕は予測的すぎるのは好きじゃない」と明言を避けており、さらに「バージョンナンバーには意味がないし、ばかげた数霊術(numerology)のルールにしたがう必要もない」としており、5.0という数字に意味をもたせたビッグリリースにはしない方針を明らかにしている。Linux 3.0のときのGitオブジェクト数は200万、Linux 4.0では400万だったが、とくにオブジェクトの数とバージョンの関係にルールを設けているわけでもないとしている。

「でもバージョン5.0はそのうち始まるだろう。そしてそれ(バージョン番号)には意味はない。警告しておいたからね。⁠But v5.0 will happen some day. And it should be meaningless. You have been warned.⁠⁠Linus)

スケジュール通り進めば、Linux 4.17は2018年6月上旬ごろのリリースが見込まれている。もしかすると夏ごろには「Linux 5.0」を見ることができるかもしれない。

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