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2018年7月20日Fedoraプロジェクト、「Fedora 29」でのFPGAサポートを発表

Fedoraプロジェクトのプログラムマネージャを務めるBen Cottonは7月18日(米国時間⁠⁠、2018年10月にリリースが予定されている「Fedora 29」においてFPGAのサポートを行うことを明らかにした。カーネルレベルではLinux 4.4からFPGA managerに対応していたが、FedoraがディストリビューションとしてFPGAをサポートするのは今回が初めてとなる。

F29 Self-Contained Change: Basic FPGA Support

FPGAサポートの理由としては、AI/マシンラーニングのニーズが急増しており、これらのワークロードを処理するのにGPGPUやFPGA、ニューラルネットワークプロセッサといった、ベーシックなCPUの処理能力を超えた技術が求められていることが挙げられている。Fedora 29ではLinuxカーネルで現在サポートされているAltera、Zynq、LatticeといったFPGAプロセッサをイニシャルサポート対象に加えていく予定だ。FPGAをサポートするFedora側のメリットについてCottonは「テクノロジ業界ではFPGAの活用が進んでおり、とくにIoT分野におけるAI/マシンラーニングのユースケースや、特殊なワークロードの稼働が求められるケースでの利用が増えている。ディストリビューションとしてFPGAをサポートすることは、こうしたワークロード実行の支援につながる」とコメントしている。

Fedoraプロジェクトは今後、最初のサポートハードウェアとしてLinaro 96Boards仕様の「Ultra96」とIntel Alteraベースの「UP2(Squared⁠⁠」のテストを開始し、その他のFPGAデバイスについても順次サポートに向けて動き始めるとしている。

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