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2018年12月13日Btrfs、スワップファイルをふたたびサポートへ

Btrfsファイルシステムでは、スワップファイル作成時に使用するbmapとBtrfsのコピーオンライト(COW)機能の親和性が低いことから、2009年1月からスワップファイルのサポートを停止してきたが、約10年ぶりにその制限が解除となりそうだ。

FacebookのLinuxカーネルチームに所属するOmar SandovalがBtrfsのGitに投稿した、スワップファイルをサポートするパッチが12月4日付けでコミット済みとなっており、順調にいけば2019年の最初のカーネルリリースとなるLinux 4.21でマージされる見込みだ。

kernel/git/kdave/linux.git - Btrfs kernel development

Sandvalによれば、bmapを使用しなくてもスワップファイルをアクティベートできるiomapに近い機能を「add_swap_extent()」によって付加することで、Btrfsでもスワップファイルを作成可能にしているという。

実装されれば約10年ぶりのサポートとなるBtrfsのスワップファイルサポート、現在は年末となるLinux 4.21のマージウィンドウがオープンするのを待っている。

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