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2018年12月26日 Fedora,圧縮ファイルフォーマット「zchunk」を実装へ

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Fedora開発者のJonathan Dieterは12月24日,自身が中心となって開発する圧縮ファイルフォーマット「zchunk」が,2019年5月リリース予定の「Fedora 30」に実装される準備が整いつつあることを明らかにした。現在,zchunkのバージョンは0.9で,Fedoraのローリングリリースである「Fedora Rawhide」でテストされており,正式リリースおよびFedora 30での実装に向けて調整が進んでいる。

Zchunk repodata in Rawhide
zchunk: A file format designed for highly efficient deltas while maintaining good compression -GitHub

zchunkは2018年4月にDieterが発表した圧縮ファイルフォーマットで,zsyncやcasyncのように1つのファイルを複数のチャンクに分割し,チャンクごとに圧縮を行う。内部の圧縮アルゴリズムにはデフォルトでzstd(Zstandard)が使われており,共有辞書を使った高い圧縮率(約40%)を維持している。ファイルが変更された場合,ユーザは変更された差分チャンクのみをダウンロードするだけでいい(Dieterはこれを"delta-able"と呼んでいる)⁠ダウンロードしたファイルを復元/圧縮するにはzstdではなくunzckおよびzckという別のユーティリティが必要となる。

著者プロフィール

階戸アキラ(かいとあきら)

起きてからまず海外ニュースサイトのハシゴをしないと1日を始められない海外ニュースウォッチャー。英語は英検準一級の資格を持ち,日本人と話すより英語圏の人のほうがウマが合う。