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2019年9月11日 PureOS,ローリングリリースに加え安定版もリリースへ

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PureOSを開発/提供するPurismのPureOSディレクターであるJeremiah Fosterは9月6日(米国時間)⁠PureOSの提供形態として現在のローリングリリースに加え,OSとしての安定性を高めるために安定版(stable)もリリースしていく方針であることを明らかにした。現時点では8月30日に公開された「PureOS 8.0」が最新の安定版として提供されている。

PureOS Rolls On as Stable -Purisum

PureOSはDebianベースのオープンソースOSで,これまでローリングリリースのみで提供されていたが,Fosterは「アプリケーションやライブラリを最先端に保ちたいならローリングリリースは良いスタイルである。だが,ローリングリリースには欠点がある。広く使われていない,または十分にテストされていない変更が頻繁に実施されるため,安定性に欠けるのだ」と指摘,より良い解決策を検討した結果,ユーザに選択肢を与えるためにPureOSの安定版をリリースすることを決定したとコメントしている。

今後は安定版に加え,⁠amber-security」「amber-update」という互いに補完的なスイートを用意し,これらのアップデートをベースにPureOSの安定版を構成していくという。また,既存のユーザや開発者に向けてローリングリリースも引き続き提供するが,こちらは安定版に比較して「実際のシステムでのテストは十分ではない」⁠Foster)としている。

Purismは9月24日に同社初のスマートフォンラインナップ「Librem 5」の最初のリリースを控えているが,もともとはローリングリリース方式で提供することを予定していた。だがLibrem 5の開発方針が「セキュリティとプライバシーに徹底的にフォーカスした,オープン性と透明性の高いデバイス」であることから,プラットフォームとしての安定性を重視する方向に切り替えたと見られる。

著者プロフィール

階戸アキラ(かいとあきら)

起きてからまず海外ニュースサイトのハシゴをしないと1日を始められない海外ニュースウォッチャー。英語は英検準一級の資格を持ち,日本人と話すより英語圏の人のほうがウマが合う。