Ubuntu Weekly Topics

2009年3月6日号 Full Circle Magazine #22・UWN#131・Jauntyのバナー募集

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Full Circle Magazine #22

Ubuntuに関する記事を集めた月刊のWebマガジンであるFull Circle Magazineの22号がリリースされました。主な内容は次の通りです。

  • ターミナル操作のすすめ。今回はffmpegによる動画のリサイズについてです。
  • HowTo: C言語入門記事の第6回。strace/ltraceによるバグの追跡方法,valgrindを用いてメモリバグを潰す手順など,今回はデバッグのためのアプローチの特集です。
  • HowTo: Webサーバ環境の構築の第3回。いよいよApacheをインストールして,LAMP環境の構築が始まります。
  • HowTo: CrunchEEE(Ubuntuベースの軽量ディストリビューションであるCrunchBangの,EeePC向け派生品)をEeePCにインストールする手順&簡易レビュー
  • Ubuntuを広く広めるための運動である「Spreading Ubuntu」について
  • MOTUであるEmanuele Gentili(emgent)さんへのインタビュー
  • などなど

より詳しい内容は原文を参照してください)。

注)
Full Circle Magazineは比較的平易な英語で書かれており,かつ,スクリーンショットなどによる図示を中心に記事が構成されています。日本人でも読むのは難しくないはずです。

Ubuntu Weekly Newsletter #131

UWN#131がリリースされました。主な内容は次の通りです。

  • JauntyのAlpha 5リリースについて
  • Jauntyのカウントダウンバナーの募集(後述)
  • Ubuntu Global Bug Jamが無事終了したことについて
  • 新しいMOTU Councilの選挙
  • Ubuntu Serverの新機能のテスト

より詳しい内容は原文を参照してください。

9.04関連

JauntyのUser Interface Freezeが3月5日に行われました。以降Betaへ向けて,ソフトウェア的な「ユーザーから見える部分」の変動はなくなり,完成度を引き上げる作業が始まります。Betaのリリースは3月26日を予定しています。

9.04関連の次のマイルストーンは,3月12日のAlpha 6と,それにともなう(おそらく3月10日~11日に行われる)Freezeです。

バナーの募集

9.04の開発も佳境にさしかかり,ubuntu.comのトップページにカウントダウンバナーが表示される時期が近づいています。カウントダウンはリリースの30日前から始まります。

そして恒例の,カウントダウンバナーの公募が行われています。もちろん日本からの応募も受け付けられていますので,絵心に自信のある方はチャレンジしてみては如何でしょうか。

なお,バナーの仕様その他は前出のFridgeのpostを参照してください。また,8.10の時のバナーを,ubuntu.com上で見ることができます。

Server Suspend/Hibernate/ResumeのCall for Testing

Ubuntu Serverの新しい機能として,「不要なときはサスペンドやハイバネートしておき,必要になったらWake on LANで起こす”」というアプローチによる消費電力の削減が実現されようとしています。

この機能はKarmic(9.10)でより強化される予定ですが,プレビュー的な位置づけで9.04にも搭載される予定です。そしてこの機能の開発者である Dustin Kirklandさんのblogで,仮実装した機能のテスト要請が出ています。

Jauntyをインストールしたサーバーをお持ちで,協力できる方はテストスイートを導入し,実際にサスペンド/ハイバネートして動作テストを行ってみてください。

Serverの仕様(ほぼ確定版)

先日のFeature Freezeに伴い,Ubuntu 9.04のServer Editionで搭載されるServer Teamのblogに掲載されています。

Karmic(9.10)の目玉となるクラウド対応機能Eucalyptusは9.04で先行実装されますし,今回のServer Editionは多くの新機能を搭載した,かなり目新しいものになる予定です。概要は次の通りです。

  • “Eucalyptusを含む,Amazon EC2関連機能が増強されます。
  • KVMが新しくなり,多段入れ子構造の仮想マシンがサポートされます(仮想マシンの上に載せた仮想マシンの上に,さらに仮想マシンを載せ……ということが可能になります)。
  • 仮想マシンマネジメントのためのユーティリティであるOpenNEbulaがVer 1.2になります(複数の仮想マシンにまたがった仮想マシンの管理や,ロードバランシング・冗長化・転送・仮想マシンのクローニングなどが可能になります)。
  • Samba 3.3.0のサポート。
  • /etc/以下がVCSで管理されます(“etckeeper”)。
  • FCなどのマルチパスデバイスからシステムをブートすることが可能になります。
  • ipmitoolsパッケージに,Dell社製サーバー特有のコマンドが追加されます。
  • Phoronix test suiteによるベンチマークが可能になります。

なお,上記は目立った(わかりやすい)機能の抜粋ですので,詳細は原文を参照してください。

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著者プロフィール

吉田史(よしだふみひと)

Ubuntu Japanese Team Member株式会社創夢所属。システム管理を中心にWindows/PC Unixを併用している。Ubuntu Japanese Teamではパッケージサーバの管理や翻訳などの作業を担当。

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